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「顔・・・それ、別人なのか?
普通に分かるけどな。」
「・・・あり得ないよ。
普通の人なら・・・あ、もしかして・・・和君も何か見えたり耳が良かったり・・・?」
「そういうのも特にねーけど。
妙子は動物的勘があるけど、俺にはねーし。」
和君はそう答え・・・
それからマジマジと私の顔を見下ろしてきて・・・。
「・・・あ~」
と、何か思い付いたらしい。
「なに・・・?」
「いや・・・」
「なに・・・?」
「いや・・・これ・・・言わない方がいいと思うからな・・・。」
急にそんな歯切れの悪い感じになった。
「なに・・・?気になる・・・。」
「いや・・・でも、まあ・・・。
これ言って別れるとかナシだぞ?」
和君にそう言われ・・・
私はちゃんと和君の彼女だったようなので、それが分かったのですぐに頷いた。
そしたら・・・
和君が・・・
和君が、言いにくそうに・・・
「可愛くて美味しい・・・私のまり姉・・・。」
と、言った・・・。
言ってしまった・・・。
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「顔・・・それ、別人なのか?
普通に分かるけどな。」
「・・・あり得ないよ。
普通の人なら・・・あ、もしかして・・・和君も何か見えたり耳が良かったり・・・?」
「そういうのも特にねーけど。
妙子は動物的勘があるけど、俺にはねーし。」
和君はそう答え・・・
それからマジマジと私の顔を見下ろしてきて・・・。
「・・・あ~」
と、何か思い付いたらしい。
「なに・・・?」
「いや・・・」
「なに・・・?」
「いや・・・これ・・・言わない方がいいと思うからな・・・。」
急にそんな歯切れの悪い感じになった。
「なに・・・?気になる・・・。」
「いや・・・でも、まあ・・・。
これ言って別れるとかナシだぞ?」
和君にそう言われ・・・
私はちゃんと和君の彼女だったようなので、それが分かったのですぐに頷いた。
そしたら・・・
和君が・・・
和君が、言いにくそうに・・・
「可愛くて美味しい・・・私のまり姉・・・。」
と、言った・・・。
言ってしまった・・・。
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