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「だからね、約束がないと会えないの。」
「じゃあ、その約束をさせてよ。」
百貨店の中にいるお姉さんに声を掛けたのは駿だった。
そんな駿にお姉さんは困った顔を続けながらまたそう繰り返す。
「どうやったらここの偉い人と約束が出来るの?」
「う~ん・・・もっと大人になって、偉くなってからかな?
私もここの偉い人と挨拶しかしたことないもん。」
「それまで待てない場合、他に方法はないの?
そんなの待ってたら死んじゃうから。」
駿が・・・初めて見るくらいの鋭い目でお姉さんのことを見上げている。
「“ゆきのうえ商店街”、死んじゃうから。
だから今、俺達はここの偉い人と話がしたい。」
「・・・君たち、あそこの商店街の子達なの?」
お姉さんにそう言われ、私達は全員で頷いた。
そしたら、その時・・・
「あんた達、ここで何してるの?」
そんな聞き覚えのある女の人の声が聞こえて・・・。
そっちを全員で振り返った。
そしたら、いた・・・。
そしたら、いた・・・。
「「「「オババせんぱい!!!」」」」
本屋の娘であり、立ち読みを絶対に許さないオババ。
その厳しすぎる姿から、私達は“オババ”と呼んでいた。
そしたら・・・オババが“せんぱい”と呼ばれる姿も何度か見て・・・。
それから、私達の中では“オババせんぱい”が定着した。
商店街からいなくなり、結婚もしているし子どもまで生んだオババせんぱい。
この前のお正月には旦那さんと子どもを連れて帰ってきたけれど、あんまり話すことも出来なかったオババせんぱい。
そんなオババせんぱいが、大人が着ているスーツというのを着て驚いた顔で私達を見ていた。
「じゃあ、その約束をさせてよ。」
百貨店の中にいるお姉さんに声を掛けたのは駿だった。
そんな駿にお姉さんは困った顔を続けながらまたそう繰り返す。
「どうやったらここの偉い人と約束が出来るの?」
「う~ん・・・もっと大人になって、偉くなってからかな?
私もここの偉い人と挨拶しかしたことないもん。」
「それまで待てない場合、他に方法はないの?
そんなの待ってたら死んじゃうから。」
駿が・・・初めて見るくらいの鋭い目でお姉さんのことを見上げている。
「“ゆきのうえ商店街”、死んじゃうから。
だから今、俺達はここの偉い人と話がしたい。」
「・・・君たち、あそこの商店街の子達なの?」
お姉さんにそう言われ、私達は全員で頷いた。
そしたら、その時・・・
「あんた達、ここで何してるの?」
そんな聞き覚えのある女の人の声が聞こえて・・・。
そっちを全員で振り返った。
そしたら、いた・・・。
そしたら、いた・・・。
「「「「オババせんぱい!!!」」」」
本屋の娘であり、立ち読みを絶対に許さないオババ。
その厳しすぎる姿から、私達は“オババ”と呼んでいた。
そしたら・・・オババが“せんぱい”と呼ばれる姿も何度か見て・・・。
それから、私達の中では“オババせんぱい”が定着した。
商店街からいなくなり、結婚もしているし子どもまで生んだオババせんぱい。
この前のお正月には旦那さんと子どもを連れて帰ってきたけれど、あんまり話すことも出来なかったオババせんぱい。
そんなオババせんぱいが、大人が着ているスーツというのを着て驚いた顔で私達を見ていた。
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