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真琴の言葉を思い出しながら、凍えそうな両手をポケットの中に入れながら歩く。
商店街を出た後も続く真っ白な世界を。
車も人も誰もいない、真っ暗な中に広がる真っ白な世界を。
スニーカーで、下はスウェットのズボンで。
長靴はお父さんとお母さんの長靴しかない我が家。
お父さんはさっき長靴を履いていっただろうし、お母さんは雨や雪の予報の時は必ず長靴を履いていく。
だから家には長靴はなかった。
とっくにグチャグチャになったスニーカーで歩きながら、私のすぐ後ろを歩く駿をチラッと見る。
駿も長靴ではなくてスニーカーだった。
私と全く同じ姿で、下はスウェットのズボン。
私が家を出ると駿は既に下にいて、お互いに何も言わないまま歩き出した。
たまにスマホで道を確認してはまた黙々と歩く。
正直、この道で合っているのかどうかも定かではなかった。
それくらいに雪が降っていて視界がぼやけるし、雪も積もっていて道がよく分からない。
手袋も帽子も持っていなければ厚手の服も特に持っていない。
雪の日でも制服のスカートで登下校しているので余裕かと思っていた。
でも・・・深夜の雪はそんなに甘くはなかった。
こんなに突き刺さるように寒いと感じるのは初めてで。
スマホを操作出来ないくらいに手がかじかむくらい寒いくて。
スウェットのズボンもスニーカーもグチャグチャで、冷たすぎて、凍えるくらい冷たすぎて、合っているかどうかも分からない雪道をひたすら歩いていく。
お母さんにあんなに酷いことを言ってしまったと後悔しながら。
お母さんにちゃんと話を聞かなかったことを後悔しながら。
このままお母さんと会えなくなってしまうのではないかと、怖くなりながら。
道標もない真っ白な道を、どこまでも白いだけの道を、泣きながら歩いていく。
そんな私のすぐ後ろからは、規則正しく雪を踏む音がずっと聞こえてくる。
その足音を聞きながら私は言った。
「駿、ごめんね・・・。」
この前当たり散らしてしまったこと。
それなのに今日はついてきてくれていること。
色々と言いたいことはあったのに、口から出てきたのはそれだけで。
代わりに涙がドバッと勢いを増して出て来て、鼻水までズルズルと流れてきて、嗚咽まで漏れてきて・・・。
「うん、俺も言わなくてごめんね。」
駿は何も悪くないのにそんな風に謝ってきて、泣きながら私は言った。
「駿は何も悪くないから!!
悪いのは私!!!」
「俺が悪いよ。」
「私が悪い!!」
「俺でしょ。」
「私!!」
「俺!!」
商店街を出た後も続く真っ白な世界を。
車も人も誰もいない、真っ暗な中に広がる真っ白な世界を。
スニーカーで、下はスウェットのズボンで。
長靴はお父さんとお母さんの長靴しかない我が家。
お父さんはさっき長靴を履いていっただろうし、お母さんは雨や雪の予報の時は必ず長靴を履いていく。
だから家には長靴はなかった。
とっくにグチャグチャになったスニーカーで歩きながら、私のすぐ後ろを歩く駿をチラッと見る。
駿も長靴ではなくてスニーカーだった。
私と全く同じ姿で、下はスウェットのズボン。
私が家を出ると駿は既に下にいて、お互いに何も言わないまま歩き出した。
たまにスマホで道を確認してはまた黙々と歩く。
正直、この道で合っているのかどうかも定かではなかった。
それくらいに雪が降っていて視界がぼやけるし、雪も積もっていて道がよく分からない。
手袋も帽子も持っていなければ厚手の服も特に持っていない。
雪の日でも制服のスカートで登下校しているので余裕かと思っていた。
でも・・・深夜の雪はそんなに甘くはなかった。
こんなに突き刺さるように寒いと感じるのは初めてで。
スマホを操作出来ないくらいに手がかじかむくらい寒いくて。
スウェットのズボンもスニーカーもグチャグチャで、冷たすぎて、凍えるくらい冷たすぎて、合っているかどうかも分からない雪道をひたすら歩いていく。
お母さんにあんなに酷いことを言ってしまったと後悔しながら。
お母さんにちゃんと話を聞かなかったことを後悔しながら。
このままお母さんと会えなくなってしまうのではないかと、怖くなりながら。
道標もない真っ白な道を、どこまでも白いだけの道を、泣きながら歩いていく。
そんな私のすぐ後ろからは、規則正しく雪を踏む音がずっと聞こえてくる。
その足音を聞きながら私は言った。
「駿、ごめんね・・・。」
この前当たり散らしてしまったこと。
それなのに今日はついてきてくれていること。
色々と言いたいことはあったのに、口から出てきたのはそれだけで。
代わりに涙がドバッと勢いを増して出て来て、鼻水までズルズルと流れてきて、嗚咽まで漏れてきて・・・。
「うん、俺も言わなくてごめんね。」
駿は何も悪くないのにそんな風に謝ってきて、泣きながら私は言った。
「駿は何も悪くないから!!
悪いのは私!!!」
「俺が悪いよ。」
「私が悪い!!」
「俺でしょ。」
「私!!」
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