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そんな会話をした翌日・・・
少し社内の様子が違うように感じた。
年配の社員達は困惑しながらも顔を輝かせている。
そして、若い女の子の社員達は明らかに浮わついている。
それに不思議に思いながら歩いていると、桃子せんぱいが焦った顔をしながら俺のことを手招きしてきた。
そんなことをされたは初めてなので、それには笑いながら2人で物陰に隠れる。
「宝田って、理子が私の娘だってどうして分かったの?
長峰に教えたのって宝田でしょ?」
「そうですね、僕です。
理子ちゃんが配信している動画で気付きました。
でも、岩渕室長がそれよりも前に長峰にあれは息子と娘だとか言ったらしいですよ?
長峰は桃子せんぱいのお子さんには気付いていませんでしたけど。
僕が気付いた後は長峰以外には言っていません。
須崎社長と板東社長にも今回は言いませんでした。
あんなボロクソに言っている動画もアップしていたので、結果はどうあれ須崎社長が怒るのは分かっているので今回は言わないことにしました。」
「そう・・・まあ、どっちにしてもあの2人はもう知ったけど。」
桃子せんぱいがそう言ってから、俺のことを不安そうな顔で見上げてきた。
「宝田も長峰も昨日は税理士法人の方に行ってたからまだ見てないと思うけど、予定通り今日から経営コンサルティングの社員がうちの会社に常駐してるから。」
少し社内の様子が違うように感じた。
年配の社員達は困惑しながらも顔を輝かせている。
そして、若い女の子の社員達は明らかに浮わついている。
それに不思議に思いながら歩いていると、桃子せんぱいが焦った顔をしながら俺のことを手招きしてきた。
そんなことをされたは初めてなので、それには笑いながら2人で物陰に隠れる。
「宝田って、理子が私の娘だってどうして分かったの?
長峰に教えたのって宝田でしょ?」
「そうですね、僕です。
理子ちゃんが配信している動画で気付きました。
でも、岩渕室長がそれよりも前に長峰にあれは息子と娘だとか言ったらしいですよ?
長峰は桃子せんぱいのお子さんには気付いていませんでしたけど。
僕が気付いた後は長峰以外には言っていません。
須崎社長と板東社長にも今回は言いませんでした。
あんなボロクソに言っている動画もアップしていたので、結果はどうあれ須崎社長が怒るのは分かっているので今回は言わないことにしました。」
「そう・・・まあ、どっちにしてもあの2人はもう知ったけど。」
桃子せんぱいがそう言ってから、俺のことを不安そうな顔で見上げてきた。
「宝田も長峰も昨日は税理士法人の方に行ってたからまだ見てないと思うけど、予定通り今日から経営コンサルティングの社員がうちの会社に常駐してるから。」
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