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そんな竜さんの言葉には固まった。
俺だけではなく長峰も鮫島光一も、オババせんぱいまでも固まっている。
俺はオババせんぱいが描いた幼い日の“珠緒”をもう1度見る。
うん、まあ・・・こういう顔だっただろうなという顔で描かれいて、やっぱり上手だなというのが正直な感想で。
なのに、竜さんはめちゃくちゃ怒りまくっている顔で幼い日の“珠緒”を指差している。
「全然似てない!!!
“珠緒”はもっと可愛かった!!!
だからお前は人気があっただろ、のっぺらぼうだったけど!!!
お前は本当に絵が下手くそなんだよ!!!
俺みたいに人の姿を記憶する目も持ってないし!!!」
「そっか・・・私、もっと可愛かったんだ・・・。」
「そうだよ!!!
だから描いただろ!?
お前が描いた下手くそな俺の姿より、俺の方が上手く描けるって言って描いただろ!?
破り捨てたけどな、俺がお前の顔を描いただろ!?
あっちの方が上手かっただろ!!!」
竜さんがそう叫ぶと、オババせんぱいが泣きながら頷き押し入れからまた何かを取り出してきた。
そして、それを竜さんの方に見せてきて・・・。
それは古くなった紙。
変色もしているしボロボロで。
ただボロボロなだけではなくて破かれている紙。
それを黄色く変色しているセロハンテープで繋ぎ合わせてあり、クリアファイルに挟んである紙。
そこには描かれていた。
竜さんが言うとおり、三コマ漫画のような絵で竜さんの姿が描かれていた。
でも、やっぱり満面の笑みを浮かべ大急ぎ走り、両手に駄菓子を持って向かっている。
可愛く描かれている“竜”はやっぱり“珠緒”の元に向かっている。
そして、竜さんが描いたであろう“珠緒”の絵。
筆圧の濃い鉛筆で描かれた歪んだ卵のような輪郭。
そこには薄く眉毛と目と鼻と口が描かれている。
その顔のパーツは“竜”の方を向いていて、どことなく笑っているようにも見える。
「そんなの残してたのか!!!」
「“竜”が初めて描いてくれた私の絵だったから・・・。」
「でも、これでお前らも分かるだろ!?
やっぱり俺の絵の方が上手い!!!
お前のことをこんなに可愛く描いてある!!
な!?俺の方がこいつソックリに可愛く描けるんだよ!!!」
「そっか・・・私、可愛く描かれてたのか・・・。
私のこの顔、可愛く描いてくれてたんだ・・・。」
何も可愛くはない絵だけど、俺は泣きながら頷き・・・慌てて俺の宝剣の口を両手で塞いだ。
塞ごうとした・・・。
でも、遅かったようで・・・
「え、それ顔なの?」
.
俺だけではなく長峰も鮫島光一も、オババせんぱいまでも固まっている。
俺はオババせんぱいが描いた幼い日の“珠緒”をもう1度見る。
うん、まあ・・・こういう顔だっただろうなという顔で描かれいて、やっぱり上手だなというのが正直な感想で。
なのに、竜さんはめちゃくちゃ怒りまくっている顔で幼い日の“珠緒”を指差している。
「全然似てない!!!
“珠緒”はもっと可愛かった!!!
だからお前は人気があっただろ、のっぺらぼうだったけど!!!
お前は本当に絵が下手くそなんだよ!!!
俺みたいに人の姿を記憶する目も持ってないし!!!」
「そっか・・・私、もっと可愛かったんだ・・・。」
「そうだよ!!!
だから描いただろ!?
お前が描いた下手くそな俺の姿より、俺の方が上手く描けるって言って描いただろ!?
破り捨てたけどな、俺がお前の顔を描いただろ!?
あっちの方が上手かっただろ!!!」
竜さんがそう叫ぶと、オババせんぱいが泣きながら頷き押し入れからまた何かを取り出してきた。
そして、それを竜さんの方に見せてきて・・・。
それは古くなった紙。
変色もしているしボロボロで。
ただボロボロなだけではなくて破かれている紙。
それを黄色く変色しているセロハンテープで繋ぎ合わせてあり、クリアファイルに挟んである紙。
そこには描かれていた。
竜さんが言うとおり、三コマ漫画のような絵で竜さんの姿が描かれていた。
でも、やっぱり満面の笑みを浮かべ大急ぎ走り、両手に駄菓子を持って向かっている。
可愛く描かれている“竜”はやっぱり“珠緒”の元に向かっている。
そして、竜さんが描いたであろう“珠緒”の絵。
筆圧の濃い鉛筆で描かれた歪んだ卵のような輪郭。
そこには薄く眉毛と目と鼻と口が描かれている。
その顔のパーツは“竜”の方を向いていて、どことなく笑っているようにも見える。
「そんなの残してたのか!!!」
「“竜”が初めて描いてくれた私の絵だったから・・・。」
「でも、これでお前らも分かるだろ!?
やっぱり俺の絵の方が上手い!!!
お前のことをこんなに可愛く描いてある!!
な!?俺の方がこいつソックリに可愛く描けるんだよ!!!」
「そっか・・・私、可愛く描かれてたのか・・・。
私のこの顔、可愛く描いてくれてたんだ・・・。」
何も可愛くはない絵だけど、俺は泣きながら頷き・・・慌てて俺の宝剣の口を両手で塞いだ。
塞ごうとした・・・。
でも、遅かったようで・・・
「え、それ顔なの?」
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