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お猪口を4つ出してくれ、宝田に止められなかったので私も乾杯をして“宮本武蔵”を呑んだ。
バカ舌の私には“美味しい!”としか今回も感想はなく、それは矢田さんも同じだった。
宮本さんと宝田だけは盛り上がり、それはもう盛り上がり、めちゃくちゃ盛り上がり、2人で“宮本武蔵”をガブガブと呑んでいく。
「この“武蔵”は今まで呑んだどの“武蔵”よりも美味しい!!
本当に美味しい!!」
「ありがとうございます、帰ったらすぐに父に伝えます。
まだこちらの地域の飲食店に宝多の純米酒を卸していないのが本当に悔やまれます。」
「こっちの地域の飲食店には卸してないんだ?
それは勿体ないよ!!
凄い話題になるよ、こんなに美味しい日本酒!!」
「父は売れる売れないの拘りは一切ないタイプでして、“美味しい米と美味しい酒”に拘っただけの男なんですよね。」
宝田のその言葉には私も笑いながら宝田の横顔に頷いた。
そしたら、驚いた・・・。
宝田の横顔・・・そこから見える目は鋭く光っているように見えたから。
いつもの普通の笑顔に見えるのに、その目だけは確かに鋭く光っている・・・。
それに驚いていると宝田が口をゆっくりと開いた。
「なので、どの酒屋にも卸していないんです。
この他にも沢山の宝多の純米酒があるのに、個人のお客様には宝多米店でしか販売していないんです。」
宝田がそう言って、“宮本武蔵”の一升瓶を手に取り「空っぽになっちゃいましたね!」と普通に笑い・・・
「お店では全種類の試飲も出来ますので、東京に来る機会がありましたら是非ともいらしてください!!
特別に色々とサービスしますよ!!」
そんな言葉を聞いて、私も自然と笑いながら宮本さんに言った。
「宝田のお父さんが作った本当の意味での最初の純米酒もあるんです!!
名前もないお酒で、“乾杯の酒”と呼ばれていて、一般の方には販売していません!!
商店街にいる人達に特別にお渡ししている日本酒なんですよ!!」
「・・・ダメだよ長峰、あれは普通の人には渡せないから。」
「でも・・・宝田が特別にサービスとか言うから・・・ごめん。」
私が素直に謝ると宝田が困った顔で笑った。
「すみません、僕の宝剣はバカ舌なので1番上等な純米酒のことをバラしちゃいました。
貴重な純米酒なので、普通の人にはお渡ししていなくて。
あの味を作れるのは稀なので、数が限られている物でして。」
「そうなの・・・。
そこまで聞いちゃうと凄く呑んでみたくなるわね・・・。」
「では・・・東京にいらした時に是非弊社に寄ってみてください。
須崎と板東の再婚のお祝いに“乾杯の酒”を父が何本か渡していたので残っているはずですから。」
「そうなんだ・・・。
今回こういうお話も頂いたし、久しぶりにあの2人にも会ってみたいし・・・鮫島君の息子さんにも会ってみたいな。
東京・・・マツイ化粧品に挨拶だけでも行ってこようかな・・・。
ちゃんとお会いして断りに・・・。」
「鮫島光一、呼べますよ。
今は普通に僕と友達なので、すぐに来てくれると思います。
奥さんである鮫島桃子にも会ってみてくださいよ、弊社の“研究者殺しの死神”にも。」
バカ舌の私には“美味しい!”としか今回も感想はなく、それは矢田さんも同じだった。
宮本さんと宝田だけは盛り上がり、それはもう盛り上がり、めちゃくちゃ盛り上がり、2人で“宮本武蔵”をガブガブと呑んでいく。
「この“武蔵”は今まで呑んだどの“武蔵”よりも美味しい!!
本当に美味しい!!」
「ありがとうございます、帰ったらすぐに父に伝えます。
まだこちらの地域の飲食店に宝多の純米酒を卸していないのが本当に悔やまれます。」
「こっちの地域の飲食店には卸してないんだ?
それは勿体ないよ!!
凄い話題になるよ、こんなに美味しい日本酒!!」
「父は売れる売れないの拘りは一切ないタイプでして、“美味しい米と美味しい酒”に拘っただけの男なんですよね。」
宝田のその言葉には私も笑いながら宝田の横顔に頷いた。
そしたら、驚いた・・・。
宝田の横顔・・・そこから見える目は鋭く光っているように見えたから。
いつもの普通の笑顔に見えるのに、その目だけは確かに鋭く光っている・・・。
それに驚いていると宝田が口をゆっくりと開いた。
「なので、どの酒屋にも卸していないんです。
この他にも沢山の宝多の純米酒があるのに、個人のお客様には宝多米店でしか販売していないんです。」
宝田がそう言って、“宮本武蔵”の一升瓶を手に取り「空っぽになっちゃいましたね!」と普通に笑い・・・
「お店では全種類の試飲も出来ますので、東京に来る機会がありましたら是非ともいらしてください!!
特別に色々とサービスしますよ!!」
そんな言葉を聞いて、私も自然と笑いながら宮本さんに言った。
「宝田のお父さんが作った本当の意味での最初の純米酒もあるんです!!
名前もないお酒で、“乾杯の酒”と呼ばれていて、一般の方には販売していません!!
商店街にいる人達に特別にお渡ししている日本酒なんですよ!!」
「・・・ダメだよ長峰、あれは普通の人には渡せないから。」
「でも・・・宝田が特別にサービスとか言うから・・・ごめん。」
私が素直に謝ると宝田が困った顔で笑った。
「すみません、僕の宝剣はバカ舌なので1番上等な純米酒のことをバラしちゃいました。
貴重な純米酒なので、普通の人にはお渡ししていなくて。
あの味を作れるのは稀なので、数が限られている物でして。」
「そうなの・・・。
そこまで聞いちゃうと凄く呑んでみたくなるわね・・・。」
「では・・・東京にいらした時に是非弊社に寄ってみてください。
須崎と板東の再婚のお祝いに“乾杯の酒”を父が何本か渡していたので残っているはずですから。」
「そうなんだ・・・。
今回こういうお話も頂いたし、久しぶりにあの2人にも会ってみたいし・・・鮫島君の息子さんにも会ってみたいな。
東京・・・マツイ化粧品に挨拶だけでも行ってこようかな・・・。
ちゃんとお会いして断りに・・・。」
「鮫島光一、呼べますよ。
今は普通に僕と友達なので、すぐに来てくれると思います。
奥さんである鮫島桃子にも会ってみてくださいよ、弊社の“研究者殺しの死神”にも。」
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