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お母さんの言葉に号泣した。
お父さんと私と宝田は号泣した。
そんな中、お母さんと正志だけは澄ました顔をしていて、この2人はこういう時の顔が本当にソックリで。
「もしかして、正志は真琴から聞いてたの?」
私が聞くと正志は普通に頷いた。
「俺と真琴には嘘も隠し事もないからな。
幼稚園の頃には知ってた。
まあ・・・悪かったよ、雪姉のことは全然気にしてなかった。
雪姉には器用な駿兄がついてたから。
でも真琴が言うとおり駿兄は言うほど器用な男じゃないみたいだな、離婚になりそうになって嫁さんの親に泣きつくとか。」
「正志、お前は知らないと思うけど真琴は1度お前と別れようとしてたからな?
結子を初めて見た時、お前少しは隠し事しておけよ。
あの時真琴は激怒して“別れる”って大騒ぎしてたのを鎮めたのはこの俺だぞ?」
「それは・・・ありがとうございました。」
正志が深々と宝田に頭を下げていて、私は思わず笑ってしまった。
それにお父さんとお母さんも笑っていて、私はその流れで2人を見る。
「ちゃんと恋愛としての好きがあったんだね・・・。
お父さんとお母さん、2人ともちゃんと両想いだったんだね・・・。」
「当たり前でしょ、何を今さらそんな話してるのよ。」
「だってお母さん!!!
お父さんのこと“全然好きじゃない”って言ってたじゃん!!!」
「それは言うでしょ、うちはら昔からこの商店街の犬猿の仲だし。
竜と珠緒もそんな感じだったし、あんた達2人だってそんな感じでしょ?
でも他の幼馴染み達よりも特別な存在。
2人で張り合って、お互いに自分を高めていける存在。
恋とか愛とかそんな次元じゃないのよ、この商店街の犬猿の仲の2人は。」
お母さんがそう言った後に宝田の方を見た。
「駿は美男子だしひねくれてもない器用な子だからね。
真っ直ぐ歩いてこれたね、この子との結婚まで。
それに今日もよく歩いてこられたね、ここまで。」
「この商店街には道標があるからね、真っ直ぐ歩いてこれたよ。」
「よかった、迷わずに帰ってこられて。」
「うん、また何かあったら次はダッシュして来る。」
お父さんと私と宝田は号泣した。
そんな中、お母さんと正志だけは澄ました顔をしていて、この2人はこういう時の顔が本当にソックリで。
「もしかして、正志は真琴から聞いてたの?」
私が聞くと正志は普通に頷いた。
「俺と真琴には嘘も隠し事もないからな。
幼稚園の頃には知ってた。
まあ・・・悪かったよ、雪姉のことは全然気にしてなかった。
雪姉には器用な駿兄がついてたから。
でも真琴が言うとおり駿兄は言うほど器用な男じゃないみたいだな、離婚になりそうになって嫁さんの親に泣きつくとか。」
「正志、お前は知らないと思うけど真琴は1度お前と別れようとしてたからな?
結子を初めて見た時、お前少しは隠し事しておけよ。
あの時真琴は激怒して“別れる”って大騒ぎしてたのを鎮めたのはこの俺だぞ?」
「それは・・・ありがとうございました。」
正志が深々と宝田に頭を下げていて、私は思わず笑ってしまった。
それにお父さんとお母さんも笑っていて、私はその流れで2人を見る。
「ちゃんと恋愛としての好きがあったんだね・・・。
お父さんとお母さん、2人ともちゃんと両想いだったんだね・・・。」
「当たり前でしょ、何を今さらそんな話してるのよ。」
「だってお母さん!!!
お父さんのこと“全然好きじゃない”って言ってたじゃん!!!」
「それは言うでしょ、うちはら昔からこの商店街の犬猿の仲だし。
竜と珠緒もそんな感じだったし、あんた達2人だってそんな感じでしょ?
でも他の幼馴染み達よりも特別な存在。
2人で張り合って、お互いに自分を高めていける存在。
恋とか愛とかそんな次元じゃないのよ、この商店街の犬猿の仲の2人は。」
お母さんがそう言った後に宝田の方を見た。
「駿は美男子だしひねくれてもない器用な子だからね。
真っ直ぐ歩いてこれたね、この子との結婚まで。
それに今日もよく歩いてこられたね、ここまで。」
「この商店街には道標があるからね、真っ直ぐ歩いてこれたよ。」
「よかった、迷わずに帰ってこられて。」
「うん、また何かあったら次はダッシュして来る。」
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