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ほとんど眠れないまま朝を迎え、ラフな服を着てコートを羽織る。
ヒールのないショートブーツを履き、マンションを出た・・・。
駅に着くと、スーツ姿の群れの中・・・派手なドレスを着た盛られた髪型の女の子が。
壁に寄り掛かるように座り、下を向いてしまっている。
見てみると、ほぼ寝ている状態だった。
その女の子のすぐ近くにしゃがみ、肩を揺らす。
それでも起きないので・・・
「立ちな!!!!歩くんだよ!!!!」
女の子の耳元で、腹から声を出した。
女の子はうっすらと目を開け、私を見る。
「タクシーで帰りな!!!」
「お金ない・・・。」
「金の心配する前に!!!
自分自身の価値の心配しな!!!」
そう叫び、女の子の腕を私の肩に回し・・・
立ち上がろうとした・・・
その時・・・
女の子のもう片方の腕を、黒い上等な生地のコートを羽織った男が掴んだ・・・。
そのコートの男を見てみると・・・
山ノ内だった。
ヒールのないショートブーツを履き、マンションを出た・・・。
駅に着くと、スーツ姿の群れの中・・・派手なドレスを着た盛られた髪型の女の子が。
壁に寄り掛かるように座り、下を向いてしまっている。
見てみると、ほぼ寝ている状態だった。
その女の子のすぐ近くにしゃがみ、肩を揺らす。
それでも起きないので・・・
「立ちな!!!!歩くんだよ!!!!」
女の子の耳元で、腹から声を出した。
女の子はうっすらと目を開け、私を見る。
「タクシーで帰りな!!!」
「お金ない・・・。」
「金の心配する前に!!!
自分自身の価値の心配しな!!!」
そう叫び、女の子の腕を私の肩に回し・・・
立ち上がろうとした・・・
その時・・・
女の子のもう片方の腕を、黒い上等な生地のコートを羽織った男が掴んだ・・・。
そのコートの男を見てみると・・・
山ノ内だった。
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