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拓実の歌が終わっても、ずっと涙は止まらず、嗚咽も止まらなかった。
「・・・失恋、したことあるの・・・っ?」
相当モテるだろう拓実に、泣きながら聞いた。
拓実は怖いくらい真剣な顔で私にハンカチとティッシュを渡してくれ・・・
「ある。」
「意外・・・。モテそうなのに。」
「その人には、愛する人がずっといたから。」
「それは・・・悲しいね。」
「そして、死んでしまった。」
それには、驚いてい・・・。
泣きながら拓実を見る。
「死んでしまった。
最後まで想いも伝えられずに。」
拓実が悲しそうな顔で・・・でも、どこか嬉しそうな顔で私を見詰める。
「歌ってよ、響ちゃんの歌う姿が見たい。」
拓実がそう言って、私にタッチパネルを渡してくる。
それを受け取り、深呼吸をした。
「・・・私だって、負けないから。
これで仕事してきたようなものでもあるんだからね!!」
「・・・失恋、したことあるの・・・っ?」
相当モテるだろう拓実に、泣きながら聞いた。
拓実は怖いくらい真剣な顔で私にハンカチとティッシュを渡してくれ・・・
「ある。」
「意外・・・。モテそうなのに。」
「その人には、愛する人がずっといたから。」
「それは・・・悲しいね。」
「そして、死んでしまった。」
それには、驚いてい・・・。
泣きながら拓実を見る。
「死んでしまった。
最後まで想いも伝えられずに。」
拓実が悲しそうな顔で・・・でも、どこか嬉しそうな顔で私を見詰める。
「歌ってよ、響ちゃんの歌う姿が見たい。」
拓実がそう言って、私にタッチパネルを渡してくる。
それを受け取り、深呼吸をした。
「・・・私だって、負けないから。
これで仕事してきたようなものでもあるんだからね!!」
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