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「・・・っ・・・痛いっ!!」
指だけだけど、凄い痛い。
誰にも許したことがないこの場所。
凍るような冷たさの指が私の中にあったけど、それはもう冷たくはなかった。
もう冷たくはない指が、激しく私の中を動いていく・・・。
痛いはずなのに、でも・・・気持ち良い所もあり・・・
「・・・気持ち良くもしていいの?」
この人がそんなことを聞いてきて・・・
「・・・うん、してほしいっ。
気持ち良くも・・・痛くも、苦しくも・・・全部してほしい・・・。」
そう答えると・・・
思わず、声を高く上げてしまった。
それくらい気持ち良くて・・・。
それくらい気持ち良い所があって・・・。
痛い中、苦しい中、それでも気持ち良い所があって・・・。
「そこ・・・気持ち良い・・・っ」
「ああ・・・ハァッ・・・分かってる・・・」
この人はそう言いながら、私の顔のすぐ近くまで顔を近付ける。
怖いくらい真剣な顔で、眉間にシワを寄せ切ない顔で私を見詰める・・・。
「可愛い・・・真知子ちゃん・・・」
そう、名前を呼ばれて・・・。
思わず両手でこの人の肩を押してしまった・・・。
そしたら、そしたら・・・
「響ちゃん・・・」
この人が、私を“響ちゃん”と呼んだ。
驚いてこの人を見ると、面白そうな顔で私を見ている。
指だけだけど、凄い痛い。
誰にも許したことがないこの場所。
凍るような冷たさの指が私の中にあったけど、それはもう冷たくはなかった。
もう冷たくはない指が、激しく私の中を動いていく・・・。
痛いはずなのに、でも・・・気持ち良い所もあり・・・
「・・・気持ち良くもしていいの?」
この人がそんなことを聞いてきて・・・
「・・・うん、してほしいっ。
気持ち良くも・・・痛くも、苦しくも・・・全部してほしい・・・。」
そう答えると・・・
思わず、声を高く上げてしまった。
それくらい気持ち良くて・・・。
それくらい気持ち良い所があって・・・。
痛い中、苦しい中、それでも気持ち良い所があって・・・。
「そこ・・・気持ち良い・・・っ」
「ああ・・・ハァッ・・・分かってる・・・」
この人はそう言いながら、私の顔のすぐ近くまで顔を近付ける。
怖いくらい真剣な顔で、眉間にシワを寄せ切ない顔で私を見詰める・・・。
「可愛い・・・真知子ちゃん・・・」
そう、名前を呼ばれて・・・。
思わず両手でこの人の肩を押してしまった・・・。
そしたら、そしたら・・・
「響ちゃん・・・」
この人が、私を“響ちゃん”と呼んだ。
驚いてこの人を見ると、面白そうな顔で私を見ている。
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