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「終わるのが・・・恐くなってきたな・・・。
また、消えてしまう・・・?」
拓実が涙を流しながら目を開けた。
「タバコの煙のように消えてしまう・・・?
俺の前から・・・幻のように・・・っ」
「拓実・・・ごめんなさい・・・。」
「利用していい・・・。
俺のことを利用していい・・・。
でも、消えないで・・・。」
そう泣きながら言われ、私も泣きながら何度も頷く・・・。
そんな私を見詰めながら、拓実がゆっくりと腰を引いた・・・。
眉間にシワを寄せ、苦しそうな顔で・・・
「ごめん、すぐ・・・終わりそう・・・」
「そしたら、また・・・」
「そんな可愛いことを吐き出されたら・・・っ」
そう言ったかと思ったら、一気に奥まで・・・なんだか、奥の更に奥まで・・・深く入ってきて・・・
私も何度も声を吐き出したけど、拓実は私以上で・・・。
その拓実の吐き出した声が・・・
響く・・・。
あまりにも苦しい・・・。
切ない・・・。
悲しい・・・。
そして、愛していて・・・。
愛おしくて・・・。
幸せな・・・。
歌のようだった・・・。
まるで、歌のようだった・・・。
そんな拓実の歌が、響く・・・。
拓実の恋の歌が、響く・・・。
私の軽かった人生に、拓実の歌が響いた・・・。
また、消えてしまう・・・?」
拓実が涙を流しながら目を開けた。
「タバコの煙のように消えてしまう・・・?
俺の前から・・・幻のように・・・っ」
「拓実・・・ごめんなさい・・・。」
「利用していい・・・。
俺のことを利用していい・・・。
でも、消えないで・・・。」
そう泣きながら言われ、私も泣きながら何度も頷く・・・。
そんな私を見詰めながら、拓実がゆっくりと腰を引いた・・・。
眉間にシワを寄せ、苦しそうな顔で・・・
「ごめん、すぐ・・・終わりそう・・・」
「そしたら、また・・・」
「そんな可愛いことを吐き出されたら・・・っ」
そう言ったかと思ったら、一気に奥まで・・・なんだか、奥の更に奥まで・・・深く入ってきて・・・
私も何度も声を吐き出したけど、拓実は私以上で・・・。
その拓実の吐き出した声が・・・
響く・・・。
あまりにも苦しい・・・。
切ない・・・。
悲しい・・・。
そして、愛していて・・・。
愛おしくて・・・。
幸せな・・・。
歌のようだった・・・。
まるで、歌のようだった・・・。
そんな拓実の歌が、響く・・・。
拓実の恋の歌が、響く・・・。
私の軽かった人生に、拓実の歌が響いた・・・。
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