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どういうことか分からず、これには首を傾げた。
「俺の名前は、小太郎。葛西小太郎。
大金持ちの親父の家に生まれた3人目の子ども。」
そう言いながら俺の目の前に紙を置いた。
見てみると会社のパンフレットだった。
古くからある大手企業の保険会社のパンフレットで、じいちゃんも取り扱っていた保険の会社。
保険代理店の登録をしている俺の会社でも勿論取り扱っている。
「俺はこの会社の社長の息子。
“鬼ババア”は俺の姉貴。
この会社に入れば“鬼ババア”に会える。」
それを聞き、一呼吸置いてから頷く。
俺は・・・一緒に生きたい・・・。
あの子と一緒に歩きたい・・・。
「会わせてください。
“鬼ババア”に会わせてください。」
「あんな“鬼ババア”のどこがいいんだよ!?」
それには笑ってしまった。
大きな声で笑ってしまった。
「俺は“鬼ババア”が大好きなんだよ、昔から。」
「俺の名前は、小太郎。葛西小太郎。
大金持ちの親父の家に生まれた3人目の子ども。」
そう言いながら俺の目の前に紙を置いた。
見てみると会社のパンフレットだった。
古くからある大手企業の保険会社のパンフレットで、じいちゃんも取り扱っていた保険の会社。
保険代理店の登録をしている俺の会社でも勿論取り扱っている。
「俺はこの会社の社長の息子。
“鬼ババア”は俺の姉貴。
この会社に入れば“鬼ババア”に会える。」
それを聞き、一呼吸置いてから頷く。
俺は・・・一緒に生きたい・・・。
あの子と一緒に歩きたい・・・。
「会わせてください。
“鬼ババア”に会わせてください。」
「あんな“鬼ババア”のどこがいいんだよ!?」
それには笑ってしまった。
大きな声で笑ってしまった。
「俺は“鬼ババア”が大好きなんだよ、昔から。」
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