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「いらっしゃいませ。」



すぐに若くて可愛い・・・大学生くらいの女の子が来てくれる。



「ご予約はされていますか?」



「予約・・・予約か・・・。
ごめんなさい、予約はしていなくて。」



「そうですか・・・。」



女の子は困った顔をして・・・



「申し訳ございません。
すぐにご案内が出来ませんでして・・・。
今からご予約いただければ、1時間後にはお席がご準備出来ますが、いかがでしょうか?」



丁寧に説明してくれる女の子に笑い掛ける。



「土曜日のこの時間に突然来店した私が悪いから。
また今度・・・次はちゃんと予約をしてから来店しますね。」



そう言って、良い笑顔でお辞儀をしてくれる女の子に私も小さくお辞儀をし、お店を後にした。




お店を出てから、扉の前で立ち尽くす・・・。




「そっか・・・予約か・・・。」




徹底的に着飾った自分の姿を見下ろし、急に恥ずかしくなってきた。





「帰ろう・・・。」





お店の扉の前から・・・





少し、歩き出した・・・














その時・・・















「ストップ・・・!」






と・・・。
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