【完】ムラムラムラモヤモヤモヤ今日も秘書は止まらない

Bu-cha

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わたしは急いでオープンキッチンに向かう・・・。



「あの・・・?」



女の子が戸惑いながら私に話し掛けるけど、それに少しだけ笑い返して勝也の前に立つ。



勝也が少しだけ、私を見て・・・




「今日は1件もないな・・・。」




と・・・。




わたしはチラッとキッチンの中が大戦争になっている様子を見て、苦笑いする。




「サポートいたします、シェフ。」



「お願いします、秘書さん。」




私は大急ぎでキッチンに入り、両手をしっかり洗う。
キッチンの人達の視線に気付きながらも、気付かないフリをした。




そして、キッチンの端にある一角・・・




そこを借りて、




作り出す・・・。





料理の苦手な私が1つだけ作れる物・・・。





これだけなら、作れる・・・。





これだけしか、作れないくらい。





それくらい、これなら、作れるから・・・。
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