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エレベーターのボタンを押しても反応しない動画を、震える手で撮っていく・・・。
泣きそうになっていると・・・
「あら、大橋さん久しぶりね。」
と・・・。
それさえも怖くて、ビクッと身体が跳び跳ねた。
ソーッと振り返ると・・・
1年くらい前、色男先輩にお願いをした建築関係の会社の女性・・・。
「お久しぶりです・・・。」
「どうしたの?元気ないじゃない。」
「エレベーターが・・・」
「エレベーター?
ここ、よく使えないわよね?」
「お化けなんだと思うんです。」
泣きそうになりながら女性を見ると・・・
一瞬固まり、大笑いをした。
「そんな一面もあるのね~!
可愛いじゃない!」
大笑いしながら紙袋を見せてきて・・・
「たまに寄ってるのよ、あれからお世話になってるからね。
クリスマスも近いから大きめのお菓子持ってきたわ。
後で営業の子に貰って元気出しなさい?」
「ありがとうございます・・・。」
「お化けなんて怖くないわよ!
私は会ってみたいくらいなんだから!」
そう言って、色男先輩に会いに受付の受話器を取っていた。
溜め息を吐きながら、また動画を少し撮り・・・怖いので一旦社長室に戻った。
泣きそうになっていると・・・
「あら、大橋さん久しぶりね。」
と・・・。
それさえも怖くて、ビクッと身体が跳び跳ねた。
ソーッと振り返ると・・・
1年くらい前、色男先輩にお願いをした建築関係の会社の女性・・・。
「お久しぶりです・・・。」
「どうしたの?元気ないじゃない。」
「エレベーターが・・・」
「エレベーター?
ここ、よく使えないわよね?」
「お化けなんだと思うんです。」
泣きそうになりながら女性を見ると・・・
一瞬固まり、大笑いをした。
「そんな一面もあるのね~!
可愛いじゃない!」
大笑いしながら紙袋を見せてきて・・・
「たまに寄ってるのよ、あれからお世話になってるからね。
クリスマスも近いから大きめのお菓子持ってきたわ。
後で営業の子に貰って元気出しなさい?」
「ありがとうございます・・・。」
「お化けなんて怖くないわよ!
私は会ってみたいくらいなんだから!」
そう言って、色男先輩に会いに受付の受話器を取っていた。
溜め息を吐きながら、また動画を少し撮り・・・怖いので一旦社長室に戻った。
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