168 / 456
6
6-80
しおりを挟む
抱き付きながら、泣きながら、大きな声で言った・・・
言って、しまった・・・。
気を付けていたのに・・・。
最近は言わないように、ずっと、気を付けていたのに・・・。
こういう所がダメだったんだと・・・思った。
こういう所が勝也にとって、ダメだったんだと・・・
そう、思った・・・。
それなのに・・・
勝也は・・・
笑っていて・・・。
笑いながら・・・
照れたように、笑いながら・・・
少し、顔を赤くして・・・
笑っていて・・・。
こんな笑顔は、初めてで・・・。
私は、泣きながら・・・封筒を1枚渡した。
「これ、樹里ちゃんに・・・。」
「ありがとう・・・樹里も、喜ぶ。」
「元気でね、勝也・・・。」
最後に、勝也を見上げ・・・
笑った。
「勝也、元気でね!!」
私は、気付いていたから・・・
多分だけど・・・。
勝也がいつも笑っているのは、きっと、お父さんのことで、何かがある・・・。
私には理由が分からないけど、そんな気がしていた。
だから、私も笑った・・・。
大好きな人に・・・。
私の大好きな勝也に・・・
最後に、私の笑顔を忘れないでいてもらうために・・・。
涙でいっぱいの、全然可愛くない笑顔だったと思うけど・・・。
言って、しまった・・・。
気を付けていたのに・・・。
最近は言わないように、ずっと、気を付けていたのに・・・。
こういう所がダメだったんだと・・・思った。
こういう所が勝也にとって、ダメだったんだと・・・
そう、思った・・・。
それなのに・・・
勝也は・・・
笑っていて・・・。
笑いながら・・・
照れたように、笑いながら・・・
少し、顔を赤くして・・・
笑っていて・・・。
こんな笑顔は、初めてで・・・。
私は、泣きながら・・・封筒を1枚渡した。
「これ、樹里ちゃんに・・・。」
「ありがとう・・・樹里も、喜ぶ。」
「元気でね、勝也・・・。」
最後に、勝也を見上げ・・・
笑った。
「勝也、元気でね!!」
私は、気付いていたから・・・
多分だけど・・・。
勝也がいつも笑っているのは、きっと、お父さんのことで、何かがある・・・。
私には理由が分からないけど、そんな気がしていた。
だから、私も笑った・・・。
大好きな人に・・・。
私の大好きな勝也に・・・
最後に、私の笑顔を忘れないでいてもらうために・・・。
涙でいっぱいの、全然可愛くない笑顔だったと思うけど・・・。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
17
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる