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「勝也、新しい彼女出来たのかな!?」
冬休みが始まり、“ワンコ”がホールでコソッと私に話し掛けてきた。
「そうなの・・・?」
心臓がバクバクと煩くなり、胸が苦しくなる。
「勝也、クリスマス終わってから女物のマフラー巻いてるよね!?」
と、“ワンコ”が結構興奮しながら言っていて・・・。
私は笑いそうになり、なんとか堪えた。
「してるみたいだね・・・。」
「あんな赤いマフラーだしさ、今回の“彼女”も相当独占欲が強いのかも!」
「“独占欲”か・・・。」
そんなつもりはなかったけど・・・。
でも・・・
でも・・・
もしかしたら、そういうつもりでも、あったのかな・・・。
オープンキッチンから見える勝也をチラッと見ると・・・
すぐに私に気付き、勝也も笑い返してくれた。
「勝也の“彼女”がお店に来たら、また私がミスするし・・・。今から心配だな~。」
そう言いながら、“ワンコ”がテキパキと仕事をしていく。
それを眺めながら、考える・・・。
もしかしたら・・・
もしかしたら・・・
今度は・・・次は・・・。
そんな、期待をしてしまう・・・。
冬休みが始まり、“ワンコ”がホールでコソッと私に話し掛けてきた。
「そうなの・・・?」
心臓がバクバクと煩くなり、胸が苦しくなる。
「勝也、クリスマス終わってから女物のマフラー巻いてるよね!?」
と、“ワンコ”が結構興奮しながら言っていて・・・。
私は笑いそうになり、なんとか堪えた。
「してるみたいだね・・・。」
「あんな赤いマフラーだしさ、今回の“彼女”も相当独占欲が強いのかも!」
「“独占欲”か・・・。」
そんなつもりはなかったけど・・・。
でも・・・
でも・・・
もしかしたら、そういうつもりでも、あったのかな・・・。
オープンキッチンから見える勝也をチラッと見ると・・・
すぐに私に気付き、勝也も笑い返してくれた。
「勝也の“彼女”がお店に来たら、また私がミスするし・・・。今から心配だな~。」
そう言いながら、“ワンコ”がテキパキと仕事をしていく。
それを眺めながら、考える・・・。
もしかしたら・・・
もしかしたら・・・
今度は・・・次は・・・。
そんな、期待をしてしまう・・・。
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