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オープンキッチンで、目の前に立ってくれた勝也を見る。




今は・・・





勝也を信じるしか、ない。







勝也の中に残っている、“勝也”を信じるしか・・・。






深呼吸をして・・・






“合図”をした。







“プレゼントの準備”の、合図を。







左目だけを閉じ・・・ウィンクを、した。







そんな私を、勝也がチラッと見て・・・







「お客様、こちらとこちらのケーキでしたら、すぐにご準備できます。
果物やアイスも盛り付け、少し豪華にも出来ますがいかがでしょうか?」
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