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「良平は・・・すげー心が温かい奴だったからかな・・・。
心が温か過ぎて、キャプテンじゃなく副キャプテンになっちまうくらいだったから。」
「そうなんだ。」
それはお母さんから聞いたことがあったけど、面白くて笑ってしまった。
「だから、無理してたんだろうな・・・。
もしかしたら、ずっと体調も悪かったのかも。
疲れが溜まっていたのかもしれねー・・・。
だから、あの日・・・この店で、倒れた・・・。」
俺は驚き、固まった・・・。
「俺もその場にいたから、救急車が来るまで必死に対応したけど・・・無理だった。
1度、意識は少し戻ったけど・・・何か言おうとしてたけど・・・言葉になってなかった・・・。」
その話を聞き、また涙が流れた・・・。
「俺は、知ってる・・・。」
オジサンが不思議そうな顔で俺を見た。
俺は笑いながら、オジサンを見る。
「“それでも俺は、お母さんのことが好きだから”しか、考えらない・・・。」
笑いながら、泣き続けた・・・。
「いつもお母さんがヒートアップすると、お父さんがすぐに言うのに・・・あの日は言わなかったから・・・。
それを、言いたかったと思う。最後に。」
心が温か過ぎて、キャプテンじゃなく副キャプテンになっちまうくらいだったから。」
「そうなんだ。」
それはお母さんから聞いたことがあったけど、面白くて笑ってしまった。
「だから、無理してたんだろうな・・・。
もしかしたら、ずっと体調も悪かったのかも。
疲れが溜まっていたのかもしれねー・・・。
だから、あの日・・・この店で、倒れた・・・。」
俺は驚き、固まった・・・。
「俺もその場にいたから、救急車が来るまで必死に対応したけど・・・無理だった。
1度、意識は少し戻ったけど・・・何か言おうとしてたけど・・・言葉になってなかった・・・。」
その話を聞き、また涙が流れた・・・。
「俺は、知ってる・・・。」
オジサンが不思議そうな顔で俺を見た。
俺は笑いながら、オジサンを見る。
「“それでも俺は、お母さんのことが好きだから”しか、考えらない・・・。」
笑いながら、泣き続けた・・・。
「いつもお母さんがヒートアップすると、お父さんがすぐに言うのに・・・あの日は言わなかったから・・・。
それを、言いたかったと思う。最後に。」
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