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人が来ないという教室の扉を開けた、今度は勢い良く・・・。
中でスマホをいじっていた“彼女”が驚いた後に「危な~・・・」と小さく言っていたので、たぶん他の男と約束する直前だった。
「やっぱり、いい?」
俺が聞くと、“彼女”は乗り気で承諾してくれた。
そして・・・抱いた・・・。
指も何もせず、ただ、抱いた・・・。
俺は・・・寂しかった・・・。
俺は・・・寂しい・・・。
俺は・・・寂しい・・・。
“彼女”の口を手で押さえながら、いつものように目を閉じる・・・。
さっき見たあの子の姿を思い出しながら、抱いた・・・。
俺は、最低だと思う・・・。
俺は、死なないといけないくらい“資格”もない上に、“最低”にもなった。
それでも俺は生きないといけない・・・。
“母ちゃん”と樹里は悲しい思いをするから。
それでも俺は稼がなければいけない・・・。
うちはまだお金がないから。
中でスマホをいじっていた“彼女”が驚いた後に「危な~・・・」と小さく言っていたので、たぶん他の男と約束する直前だった。
「やっぱり、いい?」
俺が聞くと、“彼女”は乗り気で承諾してくれた。
そして・・・抱いた・・・。
指も何もせず、ただ、抱いた・・・。
俺は・・・寂しかった・・・。
俺は・・・寂しい・・・。
俺は・・・寂しい・・・。
“彼女”の口を手で押さえながら、いつものように目を閉じる・・・。
さっき見たあの子の姿を思い出しながら、抱いた・・・。
俺は、最低だと思う・・・。
俺は、死なないといけないくらい“資格”もない上に、“最低”にもなった。
それでも俺は生きないといけない・・・。
“母ちゃん”と樹里は悲しい思いをするから。
それでも俺は稼がなければいけない・・・。
うちはまだお金がないから。
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