【完】ムラムラムラモヤモヤモヤ今日も秘書は止まらない

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10-9

「私に会うのが・・・クリスマスプレゼント？」



「はい・・・。」




私は少し深呼吸をしてから、勝也のお母さんを見る・・・。




そして、伝えた・・・





「勝也君のお母さんも、勝也君にクリスマスプレゼントと・・・誕生日プレゼントをくれませんか？」




「それはいいけど・・・ごめんなさい、今日は何も準備していなくて。」




「物ではなくて大丈夫です・・・」




「物じゃなくて、いいの？」





私は、お母さんを見詰める・・・。





泣かないつもりだったけど、涙が流れてきた・・・。





そんな私にお母さんは驚いていて・・・






「莉央・・・？」






勝也も心配そうな声で私を呼ぶ・・・。






私は勝也のお母さんに、ゆっくりと頭を下げた・・・。


















「勝也君に・・・資格をください・・・。
“生きる資格”を・・・。
勝也君は、奪われてしまったんです・・・。
だから、もう1度・・・勝也君に・・・“生きる資格”を、ください・・・」