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昨日よりも速く、離れ小島までついた。
そして、休憩をすることもなく、また砂浜を目指す。
全身に海の流れを感じ、全身で海の流れを掴み取り、両手で流木の動きも・・・。
またすぐに砂浜まで戻ってきて、流木を抱え素っ裸のままじいちゃんの所に戻ってきた。
「昨日より速いでしょ!?」
「早かったなぁ、一成。
でも、俺の若い頃はもっと速かった。」
「明日はもっと速くなるよ。」
「明日は、流木なんて掴まらないで泳げ。
その身体だけで泳いでみろ、一成。」
じいちゃんがそう言って、ランニングの白い肌着を脱いだ。
じいちゃんは外でもランニングの白い肌着だけ着て、そこに腹巻きをしている。
しかも、ズボンも履かずトランクスで出掛けている。
その肌着も腹巻きも、トランクスも全て脱ぎ捨てた。
「来い!一成!泳ぎ方を教えてやる!」
いつもよりハッキリと大きな声で、じいちゃんが俺を呼んだ。
「俺は水泳選手だったからな。
タダで教えてやるの、ありがたいと思え!」
そして、休憩をすることもなく、また砂浜を目指す。
全身に海の流れを感じ、全身で海の流れを掴み取り、両手で流木の動きも・・・。
またすぐに砂浜まで戻ってきて、流木を抱え素っ裸のままじいちゃんの所に戻ってきた。
「昨日より速いでしょ!?」
「早かったなぁ、一成。
でも、俺の若い頃はもっと速かった。」
「明日はもっと速くなるよ。」
「明日は、流木なんて掴まらないで泳げ。
その身体だけで泳いでみろ、一成。」
じいちゃんがそう言って、ランニングの白い肌着を脱いだ。
じいちゃんは外でもランニングの白い肌着だけ着て、そこに腹巻きをしている。
しかも、ズボンも履かずトランクスで出掛けている。
その肌着も腹巻きも、トランクスも全て脱ぎ捨てた。
「来い!一成!泳ぎ方を教えてやる!」
いつもよりハッキリと大きな声で、じいちゃんが俺を呼んだ。
「俺は水泳選手だったからな。
タダで教えてやるの、ありがたいと思え!」
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