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小学校3年生 夏
「一成!やっと選手コース来たな!」
初日の選手コースの練習が終わり、更衣室で先輩に話し掛けられた。
本当に、やっとで・・・。
翌日から、お父さんにお願いをして瑠美の通う水泳スクールに通わせてもらった。
俺は速いからすぐに選手コースというのになれるかと思ったら、そうではなかった。
俺の泳ぎを見た先生達から驚かれたけど・・・。
その後に先生達が集まり、何かを話し合っていた。
その時、選手コースで朝から泳いでいた瑠美が・・・
練習の途中なのにプールを上がって先生達の所に歩いていき・・・。
先生達と何かを話し、またプールに入っていった。
瑠美は、平泳ぎという泳ぎ方の選手だった。
水着姿の瑠美は、やっぱり誰よりも綺麗で・・・
誰よりも綺麗な平泳ぎというのをしていた。
そんなことを思っていたら、先生達が数人で来た。
そして、じいちゃんから教えてもらった泳ぎ方・・・クロールという泳ぎ方を凄い直された。
何度も何度も直された・・・。
じいちゃんを否定されているようでショックだった。
でも・・・選手コースで泳ぐ瑠美を見て、泳ごうと決めた。
俺は、追い付く。
俺は、瑠美に追い付く。
そしたら瑠美に、“俺のお母さん”になってもらうんだ。
普通コースの練習、俺だけ毎日通うようになり選手コースのみんなと同じ時間まで泳いだ。
帰り道、自転車に乗る瑠美の横に並び俺は走った。
俺のTシャツにも、背中に書かれていた。
瑠美の背中と同じ文字が。
“努力に勝る才能はない!”
と・・・。
「一成!やっと選手コース来たな!」
初日の選手コースの練習が終わり、更衣室で先輩に話し掛けられた。
本当に、やっとで・・・。
翌日から、お父さんにお願いをして瑠美の通う水泳スクールに通わせてもらった。
俺は速いからすぐに選手コースというのになれるかと思ったら、そうではなかった。
俺の泳ぎを見た先生達から驚かれたけど・・・。
その後に先生達が集まり、何かを話し合っていた。
その時、選手コースで朝から泳いでいた瑠美が・・・
練習の途中なのにプールを上がって先生達の所に歩いていき・・・。
先生達と何かを話し、またプールに入っていった。
瑠美は、平泳ぎという泳ぎ方の選手だった。
水着姿の瑠美は、やっぱり誰よりも綺麗で・・・
誰よりも綺麗な平泳ぎというのをしていた。
そんなことを思っていたら、先生達が数人で来た。
そして、じいちゃんから教えてもらった泳ぎ方・・・クロールという泳ぎ方を凄い直された。
何度も何度も直された・・・。
じいちゃんを否定されているようでショックだった。
でも・・・選手コースで泳ぐ瑠美を見て、泳ごうと決めた。
俺は、追い付く。
俺は、瑠美に追い付く。
そしたら瑠美に、“俺のお母さん”になってもらうんだ。
普通コースの練習、俺だけ毎日通うようになり選手コースのみんなと同じ時間まで泳いだ。
帰り道、自転車に乗る瑠美の横に並び俺は走った。
俺のTシャツにも、背中に書かれていた。
瑠美の背中と同じ文字が。
“努力に勝る才能はない!”
と・・・。
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