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ずっと楽しみにしていた。
23歳の夏、ニャンに再会する日のことを私は楽しみにしていた。
ニャンと付き合える日のことをずっとずっと楽しみに待っていた。
ニャンの家の602号室の寝室の中、カーテンも閉められていない外からの薄暗い灯りの中でニャンから赤いキャミソールワンピースを脱がされていく。
こんな流れだったらしい。
ニャンと付き合うのはこんな流れだったらしい。
ニャンが好きな綺麗な女の子がいなくなってしまい、そこにニャンのお母さんからお化粧を教わった綺麗な顔になった私が現れた。
私の顔が凄くタイプだったからエッチがしたくなったらしい。
そして・・・
ニャンとここでエッチをした方が良いと強く強く浮かんでしまったので・・・
「・・・っいたぃ。」
ニャンからの誘いに頷いてしまった。
泣きそうになりながらも頷いてしまった。
そんな理由で仕方ないのだと思う。
ニャンから純粋に好きと思って貰えることはないのだと思う。
ニャンの指が私の中を優しく触れていくけれど、それでも感じる微かな痛みに思わず声が漏れた。
心まで痛かったからかもしれない。
23歳の夏、ニャンに再会する日のことを私は楽しみにしていた。
ニャンと付き合える日のことをずっとずっと楽しみに待っていた。
ニャンの家の602号室の寝室の中、カーテンも閉められていない外からの薄暗い灯りの中でニャンから赤いキャミソールワンピースを脱がされていく。
こんな流れだったらしい。
ニャンと付き合うのはこんな流れだったらしい。
ニャンが好きな綺麗な女の子がいなくなってしまい、そこにニャンのお母さんからお化粧を教わった綺麗な顔になった私が現れた。
私の顔が凄くタイプだったからエッチがしたくなったらしい。
そして・・・
ニャンとここでエッチをした方が良いと強く強く浮かんでしまったので・・・
「・・・っいたぃ。」
ニャンからの誘いに頷いてしまった。
泣きそうになりながらも頷いてしまった。
そんな理由で仕方ないのだと思う。
ニャンから純粋に好きと思って貰えることはないのだと思う。
ニャンの指が私の中を優しく触れていくけれど、それでも感じる微かな痛みに思わず声が漏れた。
心まで痛かったからかもしれない。
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