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所長と2人で電車に乗り、事務所へと向かっていく。
電車の窓からは暑そうな太陽が見えてまだまだ夏が終わらないような気もしてしまう。
「そろそろ夏も終わるな。」
「今、“まだまだ終わらない”って思ってたんですけど。」
「終わるだろ、もう8月下旬だぞ!
だんだん朝陽が昇る時間も遅くなってきてるからな!?」
「朝陽とかそんなに気にしたことないから!」
「早起きしろ!!早起き!!
須崎さんの朝飯作ってやれ、朝食わないとパワーが出ないからな!!」
「朝ご飯ね~・・・。
ご飯なんて作らなくたっていいって言われてるんですよね。」
街を照らす太陽を眺めながら呟くと、所長が真面目な声を出した。
「須崎さんの家は奥さんがバリバリ働いてる共働きだからな、奥さんは飯もろくに作れなかったって言ってた。
離婚して隣の部屋に住んで旦那さんと子育てをしたけど、2人だと限界があったらしい。」
「そうなんだ・・・。」
「あのマンションに住む同じくらいの子どもがいる人達と協力し合って子育てをしてきたらしいぞ?」
「そういえば、女の子の幼馴染みが腐る程いるって言ってた。」
「みんなできょうだいみたいに育ったらしいな。
あのマンションの色んな部屋がその子達の家みたいな感じだったらしい。
でも・・・」
所長が言葉を切った。
所長の方を見ると、窓の外を眺めている。
「たまに手作りのご飯を作った時、凄く喜んでいたらしい。
とんなに手抜きでも、どんなに味が変になっていても、それでも“美味しい美味しい”って食べていたらしい。
“もっと作ろう、もっと作ろう”と思っていたら、子ども達はとっくに大きくなっていたって奥さんが悲しそうに笑ってたよ。」
「所長の家も共働きでしたしね。」
「そうだな。
そうだ、オバサン元気?」
「うちのお母さんにオバサンって言うの本当に止めてくださいよ!!
“歳の割に可愛い”とか褒めてませんから!!」
「褒めてるだろ!!
オバサン歳の割に可愛いだろ!!
俺の母親なんてすっかり老け込んで!!」
「所長が32歳になったということはお母さんだって老け込みますから!!」
.
電車の窓からは暑そうな太陽が見えてまだまだ夏が終わらないような気もしてしまう。
「そろそろ夏も終わるな。」
「今、“まだまだ終わらない”って思ってたんですけど。」
「終わるだろ、もう8月下旬だぞ!
だんだん朝陽が昇る時間も遅くなってきてるからな!?」
「朝陽とかそんなに気にしたことないから!」
「早起きしろ!!早起き!!
須崎さんの朝飯作ってやれ、朝食わないとパワーが出ないからな!!」
「朝ご飯ね~・・・。
ご飯なんて作らなくたっていいって言われてるんですよね。」
街を照らす太陽を眺めながら呟くと、所長が真面目な声を出した。
「須崎さんの家は奥さんがバリバリ働いてる共働きだからな、奥さんは飯もろくに作れなかったって言ってた。
離婚して隣の部屋に住んで旦那さんと子育てをしたけど、2人だと限界があったらしい。」
「そうなんだ・・・。」
「あのマンションに住む同じくらいの子どもがいる人達と協力し合って子育てをしてきたらしいぞ?」
「そういえば、女の子の幼馴染みが腐る程いるって言ってた。」
「みんなできょうだいみたいに育ったらしいな。
あのマンションの色んな部屋がその子達の家みたいな感じだったらしい。
でも・・・」
所長が言葉を切った。
所長の方を見ると、窓の外を眺めている。
「たまに手作りのご飯を作った時、凄く喜んでいたらしい。
とんなに手抜きでも、どんなに味が変になっていても、それでも“美味しい美味しい”って食べていたらしい。
“もっと作ろう、もっと作ろう”と思っていたら、子ども達はとっくに大きくなっていたって奥さんが悲しそうに笑ってたよ。」
「所長の家も共働きでしたしね。」
「そうだな。
そうだ、オバサン元気?」
「うちのお母さんにオバサンって言うの本当に止めてくださいよ!!
“歳の割に可愛い”とか褒めてませんから!!」
「褒めてるだろ!!
オバサン歳の割に可愛いだろ!!
俺の母親なんてすっかり老け込んで!!」
「所長が32歳になったということはお母さんだって老け込みますから!!」
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