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9月中旬、日曜日
「ニャン、もう準備出来た?」
602号室、寝室を開けるとニャンがスーツを着てネクタイを絞めている途中の姿があった。
「一緒に住む挨拶だけだしスーツじゃなくていいんじゃない?」
「第一印象が肝心だしな、大人になった今でも不良に見られるし。」
「ニャンのお父さんも今でも不良に見えるから遺伝じゃない?」
「それ父さんに会ったら言ってやって、泣きながら喜ぶから。」
今日はニャンと私が同棲をする挨拶を我が家ですることになっている。
そこにはニャンのお父さんとお母さんまで来てくれることになっているけれど・・・。
「結婚の挨拶じゃないのに何か大事じゃない?」
あんなに“結婚、結婚”と言っていたニャンは、私と両想いだと分かった瞬間に今度は“結婚しない!”と言い出した。
付き合っている関係でもっとイチャイチャとしたいらしい・・・。
「カヤのお父さんなんて“神様”だし結構緊張してきた。」
「普通のおじさんだよ?」
「カヤのお母さんがあんなに“お母さん”じゃなかったくらいだから、そんなことないんじゃねーの?」
先週の日曜日は“ゆきのうえ商店街”のアイス屋さんでニャンとアイスを食べた。
その時にバッタリお母さんと会ったのだけど、ニャンはお母さんのことをお姉ちゃんなのだと本気で勘違いしていた。
「お母さん喜びまくっててずっと機嫌良かったからね?」
ネクタイを絞め終わったニャンに笑い掛けると、ニャンも私に笑い掛けてくれた。
「朝の言う通り、朝ご飯を食べ始めてから確かに顔色が良くなったね。」
「朝から揚げ物作らせて申し訳ないけどな。」
「私のお弁当にも詰めるから全然大丈夫だよ。」
“あの後”、ニャンとこの部屋に戻り夜ご飯を一緒に食べた。
私が作ったのはメンチカツ。
そのメンチカツをニャンは“美味しい美味しい”と食べて・・・。
「俺のばあちゃんも言ってたからな。
“ゆきのうえ商店街”の肉屋のメンチカツは美味いって。」
「特別にレシピを教えて貰ったんだよね。
いなくなった飼い猫を私が見付けことがあったから。
味にうるさい唯斗からも美味しいって言われたくらいだし。」
そう言った後、私は慌てて両手で口を押さえた。
「ニャン、もう準備出来た?」
602号室、寝室を開けるとニャンがスーツを着てネクタイを絞めている途中の姿があった。
「一緒に住む挨拶だけだしスーツじゃなくていいんじゃない?」
「第一印象が肝心だしな、大人になった今でも不良に見られるし。」
「ニャンのお父さんも今でも不良に見えるから遺伝じゃない?」
「それ父さんに会ったら言ってやって、泣きながら喜ぶから。」
今日はニャンと私が同棲をする挨拶を我が家ですることになっている。
そこにはニャンのお父さんとお母さんまで来てくれることになっているけれど・・・。
「結婚の挨拶じゃないのに何か大事じゃない?」
あんなに“結婚、結婚”と言っていたニャンは、私と両想いだと分かった瞬間に今度は“結婚しない!”と言い出した。
付き合っている関係でもっとイチャイチャとしたいらしい・・・。
「カヤのお父さんなんて“神様”だし結構緊張してきた。」
「普通のおじさんだよ?」
「カヤのお母さんがあんなに“お母さん”じゃなかったくらいだから、そんなことないんじゃねーの?」
先週の日曜日は“ゆきのうえ商店街”のアイス屋さんでニャンとアイスを食べた。
その時にバッタリお母さんと会ったのだけど、ニャンはお母さんのことをお姉ちゃんなのだと本気で勘違いしていた。
「お母さん喜びまくっててずっと機嫌良かったからね?」
ネクタイを絞め終わったニャンに笑い掛けると、ニャンも私に笑い掛けてくれた。
「朝の言う通り、朝ご飯を食べ始めてから確かに顔色が良くなったね。」
「朝から揚げ物作らせて申し訳ないけどな。」
「私のお弁当にも詰めるから全然大丈夫だよ。」
“あの後”、ニャンとこの部屋に戻り夜ご飯を一緒に食べた。
私が作ったのはメンチカツ。
そのメンチカツをニャンは“美味しい美味しい”と食べて・・・。
「俺のばあちゃんも言ってたからな。
“ゆきのうえ商店街”の肉屋のメンチカツは美味いって。」
「特別にレシピを教えて貰ったんだよね。
いなくなった飼い猫を私が見付けことがあったから。
味にうるさい唯斗からも美味しいって言われたくらいだし。」
そう言った後、私は慌てて両手で口を押さえた。
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