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「早く行くぞ。」
ニャンがめちゃくちゃ不機嫌になり私を急かしてきた。
付き合う前はニャンのこんな姿を見たことがなかったけれど、ニャンは結構嫉妬深いタイプだったらしい。
アイス屋でのデートの時、お母さんが世間話の1つとして唯斗が我が家で暮らしていることを言った。
そしたらニャンがめちゃくちゃ怒り、私もこの602号室で一緒に暮らすことをお母さんとその場で決めてしまった。
「私は実家に住むんじゃなくてここからあの神社に通う神主になるのかぁ。」
「唯斗がいなくなったら向こうで俺が一緒に住んでもいいけど。」
「そうはならないみたい。
ニャンと私はこの602号室にずっと住むみたいだよ?」
602号室の玄関を開けた後にそう伝えると、ニャンは凄く嬉しそうな顔で笑った。
「どこに住むのでもいい、カヤがずっと一緒にいてくれるなら。」
そう言った後に私のことを優しい優しい顔で見下ろしてきた。
その時・・・
「あ、これから挨拶?」
と、マンションの廊下を歩く人から話し掛けられた。
ニャンと2人で見てみると・・・
「「唯斗。」」
ニャンと声が重なり唯斗の名前を呼んだ。
唯斗は今日もお洒落な髪型をして、高級そうに見えるお洒落なスーツを着ている。
ハンバーガー屋で働き始めてからスーツを着るのは久しぶりだったはず。
「急に悪いな。」
さっきまで唯斗にめちゃくちゃ嫉妬していたニャンが申し訳なさそうな顔で唯斗にそう言った。
「むしろ大歓迎!!!
ハンバーガー屋のシフトがない時はこっちの仕事に入りたいんだけど、いい!?」
「そんなやる気満々でウケるな。
大した仕事じゃねーだろ。
バッタリ会ったし一応少し説明する。」
今日シフトに入っていたニャンの出身大学の学生さんが急遽入れなくなった。
そこで私が唯斗にお願いをして来て貰ったのだけど、まさかこんなにやる気満々で来るとは思いもしなかった。
キラッキラの顔で601号室のリビングに立ち、部屋の中を見渡している唯斗のことを見てニャンと笑ってしまった。
「SNSの写真よりもずっと凄いんだけど!!
めっっっっちゃお洒落!!!」
ニャンが描いたステンドグラスの壁や飾られている私の顔のキャンバスを見て“お洒落”という感想はよく分からないけれど、唯斗はそう思ったらしい。
「この部屋の受付の仕事に来たけど、俺も1枚欲しい!!」
601号室の部屋、そこは完全予約制の“須崎夏夜”の個展会場となった。
ニャンがめちゃくちゃ不機嫌になり私を急かしてきた。
付き合う前はニャンのこんな姿を見たことがなかったけれど、ニャンは結構嫉妬深いタイプだったらしい。
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そしたらニャンがめちゃくちゃ怒り、私もこの602号室で一緒に暮らすことをお母さんとその場で決めてしまった。
「私は実家に住むんじゃなくてここからあの神社に通う神主になるのかぁ。」
「唯斗がいなくなったら向こうで俺が一緒に住んでもいいけど。」
「そうはならないみたい。
ニャンと私はこの602号室にずっと住むみたいだよ?」
602号室の玄関を開けた後にそう伝えると、ニャンは凄く嬉しそうな顔で笑った。
「どこに住むのでもいい、カヤがずっと一緒にいてくれるなら。」
そう言った後に私のことを優しい優しい顔で見下ろしてきた。
その時・・・
「あ、これから挨拶?」
と、マンションの廊下を歩く人から話し掛けられた。
ニャンと2人で見てみると・・・
「「唯斗。」」
ニャンと声が重なり唯斗の名前を呼んだ。
唯斗は今日もお洒落な髪型をして、高級そうに見えるお洒落なスーツを着ている。
ハンバーガー屋で働き始めてからスーツを着るのは久しぶりだったはず。
「急に悪いな。」
さっきまで唯斗にめちゃくちゃ嫉妬していたニャンが申し訳なさそうな顔で唯斗にそう言った。
「むしろ大歓迎!!!
ハンバーガー屋のシフトがない時はこっちの仕事に入りたいんだけど、いい!?」
「そんなやる気満々でウケるな。
大した仕事じゃねーだろ。
バッタリ会ったし一応少し説明する。」
今日シフトに入っていたニャンの出身大学の学生さんが急遽入れなくなった。
そこで私が唯斗にお願いをして来て貰ったのだけど、まさかこんなにやる気満々で来るとは思いもしなかった。
キラッキラの顔で601号室のリビングに立ち、部屋の中を見渡している唯斗のことを見てニャンと笑ってしまった。
「SNSの写真よりもずっと凄いんだけど!!
めっっっっちゃお洒落!!!」
ニャンが描いたステンドグラスの壁や飾られている私の顔のキャンバスを見て“お洒落”という感想はよく分からないけれど、唯斗はそう思ったらしい。
「この部屋の受付の仕事に来たけど、俺も1枚欲しい!!」
601号室の部屋、そこは完全予約制の“須崎夏夜”の個展会場となった。
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