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「車で来たから、家まで送る。」



「大丈夫です、まだ終電あるので。」



またペコリとお辞儀をして、缶コーヒーを両手で握り締め逃げるように青田さんに背中を向ける。




「水沢さん!!」




青田さんの大きな声と、わたしの腕を掴んだ大きな手が、わたしを引き留める。





「危ないから、もう遅いし。
1人じゃ帰せない。」





そう、大きくて力強い目で言われると・・・





動けなくなる。





素直に、頷いてしまう・・・。
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