25 / 184
☆2
2-10
しおりを挟む
夜の道、弟さんに腰を抱かれて歩く・・・。
あれからお寿司屋さんでも弟さんはわたしと恋人の演技をしていた。
調査対象者がどこかにいるのだとは思うけど、毎回それが誰なのかわたしには分からない。
箕輪さんが言うには、最近は腕時計やボールペンや眼鏡などの小物にもカメラ機能があるらしく、普段事務をしているようなわたしにはいつ写真を撮っているのかが分からない。
ニヤニヤと笑っている職人さんに挨拶をしてからお寿司屋さんを出て、さっきからずっと身体を密着して歩いている・・・。
これにはまた、わたしは挙動不審になってしまう。
さっきのお寿司屋さんでの距離よりももっと近くなって、この距離にはどうしていいのか分からない・・・。
「今日はいつもの相手と違う。」
弟さんが小さな声で呟いた。
アシスタント中は絶対に仕事の話をしないのに、今日は珍しくそんなことを言った。
「星神、今日何時まで大丈夫?
このままホテルに行く。
それもこの道だとラブホじゃないだろうな。」
「特に予定はないので・・・大丈夫です・・・。」
「助かる、ごめんな。」
弟さんが小さく笑いながらそう言って、わたしを抱き寄せる手に少しだけ力を入れた・・・。
あれからお寿司屋さんでも弟さんはわたしと恋人の演技をしていた。
調査対象者がどこかにいるのだとは思うけど、毎回それが誰なのかわたしには分からない。
箕輪さんが言うには、最近は腕時計やボールペンや眼鏡などの小物にもカメラ機能があるらしく、普段事務をしているようなわたしにはいつ写真を撮っているのかが分からない。
ニヤニヤと笑っている職人さんに挨拶をしてからお寿司屋さんを出て、さっきからずっと身体を密着して歩いている・・・。
これにはまた、わたしは挙動不審になってしまう。
さっきのお寿司屋さんでの距離よりももっと近くなって、この距離にはどうしていいのか分からない・・・。
「今日はいつもの相手と違う。」
弟さんが小さな声で呟いた。
アシスタント中は絶対に仕事の話をしないのに、今日は珍しくそんなことを言った。
「星神、今日何時まで大丈夫?
このままホテルに行く。
それもこの道だとラブホじゃないだろうな。」
「特に予定はないので・・・大丈夫です・・・。」
「助かる、ごめんな。」
弟さんが小さく笑いながらそう言って、わたしを抱き寄せる手に少しだけ力を入れた・・・。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる