127 / 235
10
10-27
しおりを挟む
「武蔵、どうやって入ってきたの・・・?
合鍵は渡せてないよね?」
まずはそっちの方が気になったので聞いてみると、武蔵は鍵を私に見せてきた。
「さっきまで小町の実家にいたから、小町のお母さんが渡してくれたよ?」
「お母さんが・・・?何で・・・?」
「俺に何でって聞かれても・・・。
でも、インターフォンを何度か押してもしばらく出なかったから使わせてもらった。
寝てたんだ?よく眠れるようになった?」
そんなことを言ってきて・・・。
よく思い返すと、インターフォンの音で目が覚めたようにも思う・・・。
「何で・・・こっちに来たの・・・?」
「何でって、今の段階で小町実家に帰らないでしょ?」
「それはそうだけど・・・。」
「小町のお父様から、明日の朝に2人で社長室に来るように言われたよ。」
それを聞き・・・それには俯いた。
「実家で・・・私の父親と話したんだ?」
「うん、部長から退職願のことを聞いたらしくて。
俺も明日なんて待てないと思ってたから丁度よかったよ。」
明るい声が私の頭の上から降ってくる・・・。
刀しか使えないはずの武蔵から弓が降ってくるような感覚で・・・。
痛かった・・・。
全身が痛かった・・・。
残されていなかった。
時間は残されてなんていなかった。
討たれていた・・・。
私はとっくに討ち取られていた・・・。
合鍵は渡せてないよね?」
まずはそっちの方が気になったので聞いてみると、武蔵は鍵を私に見せてきた。
「さっきまで小町の実家にいたから、小町のお母さんが渡してくれたよ?」
「お母さんが・・・?何で・・・?」
「俺に何でって聞かれても・・・。
でも、インターフォンを何度か押してもしばらく出なかったから使わせてもらった。
寝てたんだ?よく眠れるようになった?」
そんなことを言ってきて・・・。
よく思い返すと、インターフォンの音で目が覚めたようにも思う・・・。
「何で・・・こっちに来たの・・・?」
「何でって、今の段階で小町実家に帰らないでしょ?」
「それはそうだけど・・・。」
「小町のお父様から、明日の朝に2人で社長室に来るように言われたよ。」
それを聞き・・・それには俯いた。
「実家で・・・私の父親と話したんだ?」
「うん、部長から退職願のことを聞いたらしくて。
俺も明日なんて待てないと思ってたから丁度よかったよ。」
明るい声が私の頭の上から降ってくる・・・。
刀しか使えないはずの武蔵から弓が降ってくるような感覚で・・・。
痛かった・・・。
全身が痛かった・・・。
残されていなかった。
時間は残されてなんていなかった。
討たれていた・・・。
私はとっくに討ち取られていた・・・。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
ブラック企業で倒れた私を、ネトゲ仲間の社長が強制保護して溺愛しています
紅 与一
恋愛
過労で倒れた私を救ったのは、
ネトゲ仲間――そしてIT企業の若き社長。
「もう君は、僕の管理下だよ」
退院と同時に退職手続きは完了。
住む場所も、生活も、すべて彼に囲われた。
外出制限、健康管理、過保護な独占欲。
甘くて危険な“保護生活”の中で、
私は少しずつ彼に心を奪われていく――。
元社畜OL×執着気味の溺愛社長
囲い込み同棲ラブストーリー。
腹黒上司が実は激甘だった件について。
あさの紅茶
恋愛
私の上司、坪内さん。
彼はヤバいです。
サラサラヘアに甘いマスクで笑った顔はまさに王子様。
まわりからキャーキャー言われてるけど、仕事中の彼は腹黒悪魔だよ。
本当に厳しいんだから。
ことごとく女子を振って泣かせてきたくせに、ここにきて何故か私のことを好きだと言う。
マジで?
意味不明なんだけど。
めっちゃ意地悪なのに、かいま見える優しさにいつしか胸がぎゅっとなってしまうようになった。
素直に甘えたいとさえ思った。
だけど、私はその想いに応えられないよ。
どうしたらいいかわからない…。
**********
この作品は、他のサイトにも掲載しています。
Melty romance 〜甘S彼氏の執着愛〜
yuzu
恋愛
人数合わせで強引に参加させられた合コンに現れたのは、高校生の頃に少しだけ付き合って別れた元カレの佐野充希。適当にその場をやり過ごして帰るつもりだった堀沢真乃は充希に捕まりキスされて……
「オレを好きになるまで離してやんない。」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる