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「えぇ!!!??」
声を上げたのは俺ではなく、後ろに立っていた女の子。
それは驚くと思う・・・。
だって、この2人はそういうことになっていたようだし・・・。
隼人さんは面白そうに笑いながら女の子を見ている。
「さっきのは確認作業だな。
俺じゃなくてお前の。
おバカな割には頑張ったな。
偉いよ、小町もお前も。」
「最っ低・・・。」
「悪かったな、俺は勝つためにはどんな武器も使う。
どんな武器も使うように教わってるから。」
隼人さんがまた社長が言いそうなことを言って、俺を見てきた。
「この話は今初めて誰かに言った。
小町のお父さんも直接的な言葉は言ってこなかった。
でも、絶対に気付かれてた、気付いてもらえてた。」
「そうだったんですか・・・。」
「小町はまだ幼かったけど俺のことは好きでいてくれたようだったし、俺は俺で小町のことは好きだった。
でも、どんなに社長としての器があっても小町の結婚相手には選ばれない。」
隼人さんは目に力を込めた・・・。
社長の目とよく似ていた。
とてもよく似ていた・・・。
社長になれる器がある人なのだと思う。
この人は、本当だったら社長になれた。
「どんな戦でも、どんな戦況でも、どんな相手でも戦える男じゃないと小町の結婚相手には選ばれない。」
社長の器がある隼人さんが俺を見詰める・・・。
「小町の為に、小町の為だけに戦える男。
小町の為だけに戦って、そして勝ち取れるような男。
負けることは許されない。
命が終わるその瞬間にも戦って、それでも勝ち取れる男が小町の結婚相手として選ばれる。」
「戦うだけじゃなく、勝ち取らないといけないんですね・・・。」
「そうだな、そんな男かどうかをあの人が見てる。」
「小町のお父様が・・・。」
「お父さんというか・・・まあ、お父さんなのかな。」
声を上げたのは俺ではなく、後ろに立っていた女の子。
それは驚くと思う・・・。
だって、この2人はそういうことになっていたようだし・・・。
隼人さんは面白そうに笑いながら女の子を見ている。
「さっきのは確認作業だな。
俺じゃなくてお前の。
おバカな割には頑張ったな。
偉いよ、小町もお前も。」
「最っ低・・・。」
「悪かったな、俺は勝つためにはどんな武器も使う。
どんな武器も使うように教わってるから。」
隼人さんがまた社長が言いそうなことを言って、俺を見てきた。
「この話は今初めて誰かに言った。
小町のお父さんも直接的な言葉は言ってこなかった。
でも、絶対に気付かれてた、気付いてもらえてた。」
「そうだったんですか・・・。」
「小町はまだ幼かったけど俺のことは好きでいてくれたようだったし、俺は俺で小町のことは好きだった。
でも、どんなに社長としての器があっても小町の結婚相手には選ばれない。」
隼人さんは目に力を込めた・・・。
社長の目とよく似ていた。
とてもよく似ていた・・・。
社長になれる器がある人なのだと思う。
この人は、本当だったら社長になれた。
「どんな戦でも、どんな戦況でも、どんな相手でも戦える男じゃないと小町の結婚相手には選ばれない。」
社長の器がある隼人さんが俺を見詰める・・・。
「小町の為に、小町の為だけに戦える男。
小町の為だけに戦って、そして勝ち取れるような男。
負けることは許されない。
命が終わるその瞬間にも戦って、それでも勝ち取れる男が小町の結婚相手として選ばれる。」
「戦うだけじゃなく、勝ち取らないといけないんですね・・・。」
「そうだな、そんな男かどうかをあの人が見てる。」
「小町のお父様が・・・。」
「お父さんというか・・・まあ、お父さんなのかな。」
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