【完】秋の夜長に見る恋の夢

Bu-cha

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聞いた私に隼人は困った笑顔で笑っている。



「お前こそいいのか?
知ってると思うが、俺はヤバいことやってたぞ?」



隼人がそう言ってソファーの背もたれに背中を預けた。



去年の今頃あった加賀製薬と相川薬品の事件。
小池さんを中心とした事件。
でもその事件を起こしたのは隼人だった。



「整えないといけないの、次は私がこの加賀製薬の主となるから。」



「俺という武器まで使うのか?
ヤバいことやってたような男まで。」



「うちの会社の勢いはなくなっている。
私が世代交代に向けて動き出すのが遅くなっていたから。」



「だろうな、相川薬品がその間に勢いを増してる。
あそこは親族で受け継ぐことをやめたからな。
小池の旦那、難波社長は有能だよ。」



隼人がそう言いながらお茶を飲んだ。
そのタイミングで、聞いてみた。



「結月と結婚するつもりないの?」



と。



そう聞いた瞬間、隼人が勢いよくお茶を吹き出した。
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