【完】秋の夜長に見る恋の夢

Bu-cha

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隼人と打合せをした後、立冬まで引き続き配属されることになった研究室へと戻る。



研究室の中、今日も全員から研ぎ澄まされた神聖な空気を感じ・・・。
その空気の中心にいる武蔵を見て自然と笑顔になった。



「小町さん、小町さん。」



私でも出来る事務作業をしていた時、米倉さんが私にコソッと近付いてきた。



「噂で聞いちゃったんですけど、11月8日に結婚するって本当ですか?」



米倉さんのその“噂話”には笑うしかない。



「米倉さんのお姉さん、米倉さん以外には言ってないよね?大丈夫?」



私が笑いながら言うと米倉さんが慌てたように頷いている。



米倉さんのお姉さん・・・。
現在は人事部で研究職に配属となる人材の採用活動をしている。



そして、武蔵の夢で見た、私に婚約者が決まった時に武蔵が飲みに行っていた新卒の女の子。



今でも武蔵にとても良くしてくれているそう。
なので米倉さんのお姉さんには事前に伝えたいと武蔵から相談され了承していた。
あの夢では新卒の可愛い女の子で驚いた。
私が入社をした時にはしっかりしたお姉さんだったから。
今ではとても優秀な人事部の1人。



そんな米倉さんも妹には言ってしまったらしい。



と、思っていたら・・・



「お姉ちゃんから言ってきた訳じゃないですよ!!
私が“小町さんの婚約者って矢田さんなんだね”って言ったら、お姉ちゃんが“聞いたんだ!”って答えちゃって!!」



そんなことを言ってきた。
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