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──────────・・・・・
あれから仮眠を繰り返し次に瞼を開けたら、目の前にはアント殿下の横顔が少し遠くにあった。
それを確認した後にゆっくりとベッドから起き上がる。
裸の姿はそのままで窓の前に立ち、夜が終わっていく空を眺める。
“鼠の地”とは反対側にある王都の向こう側の空、その空の元から明るい色が現れていくのを。
「夜が終わる瞬間・・・。」
この瞬間がどうしようもなく好きで、いつも丘の上から眺めていた。
でも、今は・・・
「鼠の時間が終わる・・・。」
そう思うとどうしようもなく苦しいとも思う。
どうしようもなく悲しいとも寂しいとも切ないとも思う。
だからかこの胸が悲鳴を上げていく。
こんなにも悲鳴を上げていく。
「まだ“鼠の時間”は終われないだろ。
ユニザレス陛下だけではなく他の王族達も貴族達も、俺達“鼠”の存在をまだまだ人間と認めていないからな。」
アント殿下が・・・オルセオが、ベッドからゆっくりと上半身を起こした。
ちゃんと寝る時の服を身に付けた姿で。
「いつベッドに入ってきたのか全然分からなかったです!!」
「“鼠”だからな、どんな場所にも潜り込めるようクレアンから10歳の時から訓練されてる。
そんなことより早く何か着るなり羽織れよ、夜明け前は少し寒いだろ。」
「これくらい寒くても何ともないですよ。
3年前まではどんなに寒くても服1枚とか2枚で過ごしていましたよね?」
「それはそうだけどな、早く服を着てくれっていう意味だけで、寒いだろの言葉はそこまで意味はない。」
「私の裸なんて昔から見てるのに・・・。
昨夜は子作りをした仲ですし、こういう姿の方が自然な気はしますよ?」
「・・・そうだろうけど、俺とアンナの性別は男と女だからな?
こういう場面を見られて後で面倒なことになることも・・・」
アント殿下がそう言った時、トントン─────...と部屋の扉をノックされた。
タリスがいつものように私に今日のドレスを持ってきたのだろうと思い、いつもよりも早いなと思いながら部屋の扉が開くのを待っていた。
そしたら・・・
その扉から入ってきたのはクレアンで・・・。
「・・・っ」
私は飛ぶように走りアント殿下が入っているベッドの中へと戻り、寝具で身体を隠した。
あれから仮眠を繰り返し次に瞼を開けたら、目の前にはアント殿下の横顔が少し遠くにあった。
それを確認した後にゆっくりとベッドから起き上がる。
裸の姿はそのままで窓の前に立ち、夜が終わっていく空を眺める。
“鼠の地”とは反対側にある王都の向こう側の空、その空の元から明るい色が現れていくのを。
「夜が終わる瞬間・・・。」
この瞬間がどうしようもなく好きで、いつも丘の上から眺めていた。
でも、今は・・・
「鼠の時間が終わる・・・。」
そう思うとどうしようもなく苦しいとも思う。
どうしようもなく悲しいとも寂しいとも切ないとも思う。
だからかこの胸が悲鳴を上げていく。
こんなにも悲鳴を上げていく。
「まだ“鼠の時間”は終われないだろ。
ユニザレス陛下だけではなく他の王族達も貴族達も、俺達“鼠”の存在をまだまだ人間と認めていないからな。」
アント殿下が・・・オルセオが、ベッドからゆっくりと上半身を起こした。
ちゃんと寝る時の服を身に付けた姿で。
「いつベッドに入ってきたのか全然分からなかったです!!」
「“鼠”だからな、どんな場所にも潜り込めるようクレアンから10歳の時から訓練されてる。
そんなことより早く何か着るなり羽織れよ、夜明け前は少し寒いだろ。」
「これくらい寒くても何ともないですよ。
3年前まではどんなに寒くても服1枚とか2枚で過ごしていましたよね?」
「それはそうだけどな、早く服を着てくれっていう意味だけで、寒いだろの言葉はそこまで意味はない。」
「私の裸なんて昔から見てるのに・・・。
昨夜は子作りをした仲ですし、こういう姿の方が自然な気はしますよ?」
「・・・そうだろうけど、俺とアンナの性別は男と女だからな?
こういう場面を見られて後で面倒なことになることも・・・」
アント殿下がそう言った時、トントン─────...と部屋の扉をノックされた。
タリスがいつものように私に今日のドレスを持ってきたのだろうと思い、いつもよりも早いなと思いながら部屋の扉が開くのを待っていた。
そしたら・・・
その扉から入ってきたのはクレアンで・・・。
「・・・っ」
私は飛ぶように走りアント殿下が入っているベッドの中へと戻り、寝具で身体を隠した。
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