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食べた・・・。
食べた・・・。
牛丼を、食べた・・・。
米と肉を・・・。
米と肉を・・・
食べて・・・
食べて・・・
「・・・やめ!!!」
覇気のある大きな声が響いた。
その声に反射的に止まった。
「食べ過ぎだから!!
俺のなくなっちゃう!!!」
慌てたような、少し怒ったような声で派遣さんが私が持っているお箸を握ってきた。
牛丼が入っている器まで握られ・・・
「あと一口だけ~!!!」
「一口だけって言ったのに、もう半分以上食べてたよ!?
何言っても一心不乱に食べてたからね!?
夜ご飯食べたんだよね!?」
「食べたんですけど、あと一口だけ!!」
「俺この後、城での面接もあるから!!」
派遣さんが急に“城”なんて言い出した。
それには首を傾げて派遣さんを見る。
「今日は向こうで深夜に面接しないといけないから、ちゃんと食べさせて!!」
派遣さんが必死な様子でそう言うので、お箸と牛丼の器をパッと離す。
それに派遣さんはホッとしたような顔をして・・・
「明日、焼き肉でも食べに行く?
奢るよ!」
「行きましょう・・・。」
「夜の面接、面接官2人とも臭かったって言われないといいけどね!」
派遣さんが楽しそうに笑いながら、残りの牛丼を食べていく・・・。
食べた・・・。
牛丼を、食べた・・・。
米と肉を・・・。
米と肉を・・・
食べて・・・
食べて・・・
「・・・やめ!!!」
覇気のある大きな声が響いた。
その声に反射的に止まった。
「食べ過ぎだから!!
俺のなくなっちゃう!!!」
慌てたような、少し怒ったような声で派遣さんが私が持っているお箸を握ってきた。
牛丼が入っている器まで握られ・・・
「あと一口だけ~!!!」
「一口だけって言ったのに、もう半分以上食べてたよ!?
何言っても一心不乱に食べてたからね!?
夜ご飯食べたんだよね!?」
「食べたんですけど、あと一口だけ!!」
「俺この後、城での面接もあるから!!」
派遣さんが急に“城”なんて言い出した。
それには首を傾げて派遣さんを見る。
「今日は向こうで深夜に面接しないといけないから、ちゃんと食べさせて!!」
派遣さんが必死な様子でそう言うので、お箸と牛丼の器をパッと離す。
それに派遣さんはホッとしたような顔をして・・・
「明日、焼き肉でも食べに行く?
奢るよ!」
「行きましょう・・・。」
「夜の面接、面接官2人とも臭かったって言われないといいけどね!」
派遣さんが楽しそうに笑いながら、残りの牛丼を食べていく・・・。
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