173 / 295
11
11-5
しおりを挟む
それを今日も受け取る。
手紙交換はしないと言ったのに、お別れをしてから1ヶ月後くらいに拳から手紙が届いた。
私の家の住所は教えていないので、この道場の住所が書かれた手紙。
それを松居先生が私に渡してくれるようになった。
今日も受け取った手紙の封筒をひっくり返すと、やっぱり何も書かれていなかった。
拳の家の住所は書かれていなかった。
だから、手紙交換は出来ない。
1ヶ月に1度は届く拳からの手紙。
でも・・・
私は返事も出来ない・・・。
手紙交換をするような女でもないし・・・
拳の家の住所も知らないから・・・。
それに今日も小さく笑いながら道場の端で拳からの手紙の封筒を開く。
“妙へ”から始まり・・・
“元気?”と、いつものように書かれていて・・・
そこから、拳の最近の出来事が書かれていた。
この1ヶ月間の色々なことが書かれていた。
そして最後に・・・
“絶対に会いに行くから。
また道場で集合しよう。”
今回もそう書かれていた。
それに今日も自然と笑顔になる。
“拳より”
そう書かれた“拳”という文字を右手の指先で少しだけ触れる・・・。
それに今日も少しだけ泣きそうになった・・・。
毎月送られてくる拳からの手紙・・・。
返事を出すことはない拳からの手紙・・・。
拳と会えなくなってから・・・
拳と会えなくなったのに・・・
私は・・・
私は・・・
やっぱり、拳が大好きだった・・・。
この手紙を受け取る度にそれを改めて感じる・・・。
改めて分かる・・・。
手紙交換はしないと言ったのに、お別れをしてから1ヶ月後くらいに拳から手紙が届いた。
私の家の住所は教えていないので、この道場の住所が書かれた手紙。
それを松居先生が私に渡してくれるようになった。
今日も受け取った手紙の封筒をひっくり返すと、やっぱり何も書かれていなかった。
拳の家の住所は書かれていなかった。
だから、手紙交換は出来ない。
1ヶ月に1度は届く拳からの手紙。
でも・・・
私は返事も出来ない・・・。
手紙交換をするような女でもないし・・・
拳の家の住所も知らないから・・・。
それに今日も小さく笑いながら道場の端で拳からの手紙の封筒を開く。
“妙へ”から始まり・・・
“元気?”と、いつものように書かれていて・・・
そこから、拳の最近の出来事が書かれていた。
この1ヶ月間の色々なことが書かれていた。
そして最後に・・・
“絶対に会いに行くから。
また道場で集合しよう。”
今回もそう書かれていた。
それに今日も自然と笑顔になる。
“拳より”
そう書かれた“拳”という文字を右手の指先で少しだけ触れる・・・。
それに今日も少しだけ泣きそうになった・・・。
毎月送られてくる拳からの手紙・・・。
返事を出すことはない拳からの手紙・・・。
拳と会えなくなってから・・・
拳と会えなくなったのに・・・
私は・・・
私は・・・
やっぱり、拳が大好きだった・・・。
この手紙を受け取る度にそれを改めて感じる・・・。
改めて分かる・・・。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる