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数日後、昼休み
全員で“駿”と和がいる教室に今日も集まる。
“駿”と和はすぐに仲良くなって、そこに集まり全員でお昼ご飯を食べるようになった。
和の隣には私、私の隣には増田君が。
みんなで楽しく話をしていて私1人だけ何も話せないでいた。
目も合わせられないでいた。
“雪枝”とは出席番号が前後だった。
永家結子、そして長峰雪枝。
教室では前後の席、お昼ご飯も一緒に食べ、休み時間には増田君と3人で話すこともある。
それなのに、目を合わせられない。
だって、全然違う。
私と全然違う・・・。
それが改めて分かることがとても怖いと思った。
「次は雪枝のソロで歌って踊るしかないな!!」
増田君がニヤニヤと笑いながらそう言っている。
この前は近所のダンススクールに通う子ども達が商店街で踊ったという話を聞いた後にそう言った。
それに増田君の幼馴染み達全員がヒーヒー笑いながら苦しんでいる。
「ユズ!!ちゃんと相談してるの!!
次のイベントに何か良い案がないかなって!!」
「だからちゃんと答えてるだろ!
その綺麗な顔であんな感じなら、雪枝のお母さんと駿のお母さん以上に口コミ広がるって!!
今はSNSもあるんだし一瞬で広がるから!!」
増田君がそう言って楽しそうに笑いながらご飯を食べている。
みんな手作りのお弁当を食べている中、1人だけ売店で買った物を。
「ユズ。お父さんとお母さんは元気なの?」
そしたら、“雪枝”がそのことを聞いてきた。
私も増田君の両親のその後はずっと気になっていたし、きっと他の幼馴染み達も気になっていたはずで。
それでも誰も聞けていなかったことを“雪枝”はサラッと聞いた。
全員で“駿”と和がいる教室に今日も集まる。
“駿”と和はすぐに仲良くなって、そこに集まり全員でお昼ご飯を食べるようになった。
和の隣には私、私の隣には増田君が。
みんなで楽しく話をしていて私1人だけ何も話せないでいた。
目も合わせられないでいた。
“雪枝”とは出席番号が前後だった。
永家結子、そして長峰雪枝。
教室では前後の席、お昼ご飯も一緒に食べ、休み時間には増田君と3人で話すこともある。
それなのに、目を合わせられない。
だって、全然違う。
私と全然違う・・・。
それが改めて分かることがとても怖いと思った。
「次は雪枝のソロで歌って踊るしかないな!!」
増田君がニヤニヤと笑いながらそう言っている。
この前は近所のダンススクールに通う子ども達が商店街で踊ったという話を聞いた後にそう言った。
それに増田君の幼馴染み達全員がヒーヒー笑いながら苦しんでいる。
「ユズ!!ちゃんと相談してるの!!
次のイベントに何か良い案がないかなって!!」
「だからちゃんと答えてるだろ!
その綺麗な顔であんな感じなら、雪枝のお母さんと駿のお母さん以上に口コミ広がるって!!
今はSNSもあるんだし一瞬で広がるから!!」
増田君がそう言って楽しそうに笑いながらご飯を食べている。
みんな手作りのお弁当を食べている中、1人だけ売店で買った物を。
「ユズ。お父さんとお母さんは元気なの?」
そしたら、“雪枝”がそのことを聞いてきた。
私も増田君の両親のその後はずっと気になっていたし、きっと他の幼馴染み達も気になっていたはずで。
それでも誰も聞けていなかったことを“雪枝”はサラッと聞いた。
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