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それから、増田君による和の初恋話が繰り広げられた。
それには女子だけではなく男子も盛り上がった。
私も初めてここまで詳しく聞いたので、恋愛漫画や恋愛映画ではない実際の恋愛話はとても楽しかった。
「でも、昔の話だからな。」
キリが良い所で和がまたそう言う。
それに増田君がまた笑いながら口を開く。
「じゃあ、彼女作れば?」
「「「「浮気はご法度!!!」」」」
それにまた増田君の幼馴染み達が声を合わせる。
“浮気も不倫もご法度”
増田君の幼馴染み達はさっきから繰り返しこの言葉を言う。
「浮気じゃねーだろ!!
付き合ってねーし!!!」
「ダメダメ!!
その女の子のことをちゃんと綺麗に終わらせてからじゃないと心の浮気!!!
綺麗に終わらせてから頑張らせてよ!!」
“キミヨ”や他の女の子達がそんな声を上げ始め、男子達は困った顔をしながらお互いに顔を見合わせている。
“浮気も不倫もご法度”
そんなことをするつもりはないし、そんなことを考えたこともないけれど、この言葉が私の胸に突き刺さってきた。
この胸に詰め込んでいた増田君とのカラフルな思い出に、突き刺さってきた。
“心の浮気”
“キミヨ”の言葉が頭の中をグルグルと回っていく。
「どうやったら綺麗に終わらせられるんだろう・・・。」
「え?」
“雪枝”と教室に戻る時に呟くと、“雪枝”に聞かれていたようだった。
それに“雪枝”のことを見ることなく首を横に振る。
私は増田君と“友達”になりたい・・・。
“友達”として認めて貰えるくらいの強さが欲しい・・・。
それには女子だけではなく男子も盛り上がった。
私も初めてここまで詳しく聞いたので、恋愛漫画や恋愛映画ではない実際の恋愛話はとても楽しかった。
「でも、昔の話だからな。」
キリが良い所で和がまたそう言う。
それに増田君がまた笑いながら口を開く。
「じゃあ、彼女作れば?」
「「「「浮気はご法度!!!」」」」
それにまた増田君の幼馴染み達が声を合わせる。
“浮気も不倫もご法度”
増田君の幼馴染み達はさっきから繰り返しこの言葉を言う。
「浮気じゃねーだろ!!
付き合ってねーし!!!」
「ダメダメ!!
その女の子のことをちゃんと綺麗に終わらせてからじゃないと心の浮気!!!
綺麗に終わらせてから頑張らせてよ!!」
“キミヨ”や他の女の子達がそんな声を上げ始め、男子達は困った顔をしながらお互いに顔を見合わせている。
“浮気も不倫もご法度”
そんなことをするつもりはないし、そんなことを考えたこともないけれど、この言葉が私の胸に突き刺さってきた。
この胸に詰め込んでいた増田君とのカラフルな思い出に、突き刺さってきた。
“心の浮気”
“キミヨ”の言葉が頭の中をグルグルと回っていく。
「どうやったら綺麗に終わらせられるんだろう・・・。」
「え?」
“雪枝”と教室に戻る時に呟くと、“雪枝”に聞かれていたようだった。
それに“雪枝”のことを見ることなく首を横に振る。
私は増田君と“友達”になりたい・・・。
“友達”として認めて貰えるくらいの強さが欲しい・・・。
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