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「ただいま~。」
「お帰りなさい。」
公立の制服姿のままベッドに腰を掛けている“結子”が返事をした。
お互いに顔を見合せながら、同じタイミングで制服を脱いでいく。
それから私はポニーテールにしていた髪の毛をほどき、真っ白なドレスを着て可愛くて歩きにくい靴を履いた。
翔子は綺麗にセットし可愛くまとめている髪の毛を無造作にほどき、そしてそのまま整えることもなく髪の毛をポニーテールにしていく。
それから男の子みたいな服を着てスニーカーを履いた。
「お嬢様とお坊っちゃん達どうだった?」
「いつもの子達から、帰りに新しく出来たケーキ屋さんに誘われたよ。
3組の男子の親の会社をコンサルすることになった。」
その話を詳しくしていくと、翔子は真面目な顔で頷きながら、私のメモを見下ろしている。
「今ならまだどうにかなるだろうね。」
「そうだね、どうにかしてあげよう。
ケーキ奢って貰っちゃったしね。」
私がそう言って笑うと翔子が困った顔で私に笑い掛けてきた。
その笑顔を見て・・・
私は恐る恐る聞いた。
「増田君の、どうだった?」
「うん・・・。
“ずっと好きだったんだよ”って伝えた。
今日は帰りに和がいなくて2人きりだったし。
その前に“俺は1人でも大丈夫”とか言ってたかな、昨日信之に言った話のことなんだと思う。
なんか良い感じの流れだったし、そのタイミングで言ったんだよね。」
「そっか、ありがとう・・・。」
翔子が言いにくそうな顔で私にその話をしていく。
翔子がこんなに話しにくそうにしている姿を見るのは初めてで、悪い結果だったのは予想出来た。
“ありがとう”で良かったのに、ハッキリとフラれてしまったのだと思った。
悲しい気持ちにはなるけれど、それはそれでスッキリと初恋を終わらせることが出来ると前向きに考えた。
前向きに考えていた。
そう考えていたのに・・・
「“そうなんだ”って、言われた。」
翔子の言葉に私は頷き続きを待った。
なのに・・・
「爽やかに笑って、“そうなんだ”って。
それだけで・・・。」
それだけだったらしい・・・。
“ずっと好きだったんだよ”
その気持ちへの返事は・・・
“そうなんだ”
だけだったらしい・・・。
“結子”の告白に、増田君は“そうなんだ”だけだったらしい・・・。
それくらいだったらしい・・・。
増田君にとって、“結子”の告白はそれくらいだったらしい・・・。
「お帰りなさい。」
公立の制服姿のままベッドに腰を掛けている“結子”が返事をした。
お互いに顔を見合せながら、同じタイミングで制服を脱いでいく。
それから私はポニーテールにしていた髪の毛をほどき、真っ白なドレスを着て可愛くて歩きにくい靴を履いた。
翔子は綺麗にセットし可愛くまとめている髪の毛を無造作にほどき、そしてそのまま整えることもなく髪の毛をポニーテールにしていく。
それから男の子みたいな服を着てスニーカーを履いた。
「お嬢様とお坊っちゃん達どうだった?」
「いつもの子達から、帰りに新しく出来たケーキ屋さんに誘われたよ。
3組の男子の親の会社をコンサルすることになった。」
その話を詳しくしていくと、翔子は真面目な顔で頷きながら、私のメモを見下ろしている。
「今ならまだどうにかなるだろうね。」
「そうだね、どうにかしてあげよう。
ケーキ奢って貰っちゃったしね。」
私がそう言って笑うと翔子が困った顔で私に笑い掛けてきた。
その笑顔を見て・・・
私は恐る恐る聞いた。
「増田君の、どうだった?」
「うん・・・。
“ずっと好きだったんだよ”って伝えた。
今日は帰りに和がいなくて2人きりだったし。
その前に“俺は1人でも大丈夫”とか言ってたかな、昨日信之に言った話のことなんだと思う。
なんか良い感じの流れだったし、そのタイミングで言ったんだよね。」
「そっか、ありがとう・・・。」
翔子が言いにくそうな顔で私にその話をしていく。
翔子がこんなに話しにくそうにしている姿を見るのは初めてで、悪い結果だったのは予想出来た。
“ありがとう”で良かったのに、ハッキリとフラれてしまったのだと思った。
悲しい気持ちにはなるけれど、それはそれでスッキリと初恋を終わらせることが出来ると前向きに考えた。
前向きに考えていた。
そう考えていたのに・・・
「“そうなんだ”って、言われた。」
翔子の言葉に私は頷き続きを待った。
なのに・・・
「爽やかに笑って、“そうなんだ”って。
それだけで・・・。」
それだけだったらしい・・・。
“ずっと好きだったんだよ”
その気持ちへの返事は・・・
“そうなんだ”
だけだったらしい・・・。
“結子”の告白に、増田君は“そうなんだ”だけだったらしい・・・。
それくらいだったらしい・・・。
増田君にとって、“結子”の告白はそれくらいだったらしい・・・。
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