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そう言われ、私は頷く。
「おじいちゃんに翔子の話をしてくれた一夜君、凄く格好良かった。」
「ね、ビックリしちゃった。
でもそれ以上に、“翔子”になっていた“結子”の方が格好良かった。
物凄く強かったよ。」
「あの時は翔子のことを言われて怒りの感情しかなかったから。」
私の言葉に翔子は深く頷き、真剣な顔で私のことを見てきた。
「結子、私やっぱり一夜のことが諦められない。」
「そうだよね・・・。」
「一夜は結子のことが大好きだろうけど、私は一夜のことを頑張ってみたい。
初めて恋をしたの、男の人に。
私よりも強いかもしれない人に初めて出会って、どこまでも一緒に翔てくれるような人に初めて出会って、私は初恋をしちゃった。」
「うん・・・。」
私にここまで本当の気持ちを伝えてくれた翔子。
初めて聞いた時は軽い感じで言われたから。
そして私の婚約者に一夜君が選ばれたと知った時、翔子は大喜びをした。
一夜君なら絶対に私を守ってくれて幸せにしてくれると。
翔子の好きな人とのお見合いに全く乗り気ではない私と勝手に交換っこをしてまで、翔子は一夜君とのお見合いに行ってしまった。
そして、2回目の顔合わせまで。
更にはおじいちゃん含めての顔合わせまで。
翔子はいつも何でもない顔をしていた。
4月に入り初めて一夜君からそういうことをされた時も、“結子”としてそういうことをされたのに“ラッキー!”と言って何でもない顔をしていた。
でも、私は翔子のその顔を知っている。
心のどこかでは泣きそうになっている時の顔だと知っている。
だからいつもいつも翔子の代わりに泣いてしまっていた。
私に真剣に気持ちを伝えている今は力強い顔をしている翔子。
そんな翔子が優しく笑いながら口を開いた。
「結子、私を守って。」
そう、口を開いた・・・。
「結子、私を幸せにして。」
私を守る為だけに生まれてきた翔子が。
私を守る為だけに育てられてきた翔子が。
その目から初めて涙を流して私に笑い掛けてきた。
「結子、私はドレスが着たい。
スニーカーしか履けないけど、私はドレスが着たい。
一夜と結婚しないで、お願い・・・お願い、結子・・・。」
涙を流し続ける翔子を見ながら、私は涙を流すことなく湯船から立ち上がり、両手を伸ばして翔子を抱き締めた。
「分かった、私が翔子を守るから。
私が翔子を幸せにする。
私が翔子にドレスを着せる。
私が結んでみせる、翔子と一夜君の縁を・・・上手に結んでみせるから。」
結子side......
「おじいちゃんに翔子の話をしてくれた一夜君、凄く格好良かった。」
「ね、ビックリしちゃった。
でもそれ以上に、“翔子”になっていた“結子”の方が格好良かった。
物凄く強かったよ。」
「あの時は翔子のことを言われて怒りの感情しかなかったから。」
私の言葉に翔子は深く頷き、真剣な顔で私のことを見てきた。
「結子、私やっぱり一夜のことが諦められない。」
「そうだよね・・・。」
「一夜は結子のことが大好きだろうけど、私は一夜のことを頑張ってみたい。
初めて恋をしたの、男の人に。
私よりも強いかもしれない人に初めて出会って、どこまでも一緒に翔てくれるような人に初めて出会って、私は初恋をしちゃった。」
「うん・・・。」
私にここまで本当の気持ちを伝えてくれた翔子。
初めて聞いた時は軽い感じで言われたから。
そして私の婚約者に一夜君が選ばれたと知った時、翔子は大喜びをした。
一夜君なら絶対に私を守ってくれて幸せにしてくれると。
翔子の好きな人とのお見合いに全く乗り気ではない私と勝手に交換っこをしてまで、翔子は一夜君とのお見合いに行ってしまった。
そして、2回目の顔合わせまで。
更にはおじいちゃん含めての顔合わせまで。
翔子はいつも何でもない顔をしていた。
4月に入り初めて一夜君からそういうことをされた時も、“結子”としてそういうことをされたのに“ラッキー!”と言って何でもない顔をしていた。
でも、私は翔子のその顔を知っている。
心のどこかでは泣きそうになっている時の顔だと知っている。
だからいつもいつも翔子の代わりに泣いてしまっていた。
私に真剣に気持ちを伝えている今は力強い顔をしている翔子。
そんな翔子が優しく笑いながら口を開いた。
「結子、私を守って。」
そう、口を開いた・・・。
「結子、私を幸せにして。」
私を守る為だけに生まれてきた翔子が。
私を守る為だけに育てられてきた翔子が。
その目から初めて涙を流して私に笑い掛けてきた。
「結子、私はドレスが着たい。
スニーカーしか履けないけど、私はドレスが着たい。
一夜と結婚しないで、お願い・・・お願い、結子・・・。」
涙を流し続ける翔子を見ながら、私は涙を流すことなく湯船から立ち上がり、両手を伸ばして翔子を抱き締めた。
「分かった、私が翔子を守るから。
私が翔子を幸せにする。
私が翔子にドレスを着せる。
私が結んでみせる、翔子と一夜君の縁を・・・上手に結んでみせるから。」
結子side......
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