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中学1年
中学に入り数日、今日は和には委員会があり俺が1人で結子を家まで送る。
和から聞いた時には驚いた。
翔子ならまだ分かるけど結子が俺と和と同じ中学に通うことになった。
学区域としてはおかしくない距離ではあるけど、結子は公立の中学に入った。
俺より半歩後ろを結子が歩く。
これには毎回苦笑いで。
パパだかママだかに言われているのだろうけど、話しにくいし常に気に掛けていないといけないので歩きにくい。
和が反対側にいる時は少し気が楽になるけれど、俺1人で結子の隣を歩くのは気を張らないといけないなと思った。
結子と2人になることもそんなになければ、4人で勉強の為に歩く時も結子の隣にはいつも翔子がいるので翔子に任せていた。
特に話すこともないのでお互いに無言で歩く。
ローファーなのでいくらか歩くのが速い結子だけど、それでも結子のスピードに合わせてゆっくりと歩いていく。
そして途中で俺の家を通り過ぎた時、結子が口を開いた。
「新しいお家、どう?」
中学に上がる直前で増田の本家を出た。
母さんとじいさんの口論が激化していき、父さんが提案したらじいさんは意外にもすんなりと頷いた。
父さんが増田に戻ったからそれで満足なのだとは思う。
「家族4人での生活になったから楽。
お手伝いさんもいないから家事はみんなで分担してるけどな!」
「そうなんだ。
増田君って、将来は増田の会社に入るんだよね?」
「増田の俺に永家で学んでることを教えるのに気が引けてきたか?
翔子が何でも教えてくるからな。」
そう言って思わず笑った。
翔子は敢えて俺に永家の様々なことを教えている。
あいつはやっぱり俺とよく似ていた。
あいつは自分の“家”をぶっ潰したがっている。
増田である俺に永家の全てをさらけ出し、俺に永家をぶっ潰そうと思えばぶっ潰せるくらいの力をつけようとしている。
それくらいにこの結子のことを自由にしたいらしい。
翔子にも結子にも“力”がある。
だから“家”がなくなった後も強く生きていける。
翔子はそう考えている。
ドレスと歩きにくい靴を家の中でも着させられている結子を自由にする為。
そして俺と和からも力を吸収し、自らも永家の“家”の上にいき“家”をいつでもぶっ潰せるようにするつもりでいる。
結子がたまに制止するのも振り切り、翔子は俺と和に永家の全てをさらけ出している。
中学に入り数日、今日は和には委員会があり俺が1人で結子を家まで送る。
和から聞いた時には驚いた。
翔子ならまだ分かるけど結子が俺と和と同じ中学に通うことになった。
学区域としてはおかしくない距離ではあるけど、結子は公立の中学に入った。
俺より半歩後ろを結子が歩く。
これには毎回苦笑いで。
パパだかママだかに言われているのだろうけど、話しにくいし常に気に掛けていないといけないので歩きにくい。
和が反対側にいる時は少し気が楽になるけれど、俺1人で結子の隣を歩くのは気を張らないといけないなと思った。
結子と2人になることもそんなになければ、4人で勉強の為に歩く時も結子の隣にはいつも翔子がいるので翔子に任せていた。
特に話すこともないのでお互いに無言で歩く。
ローファーなのでいくらか歩くのが速い結子だけど、それでも結子のスピードに合わせてゆっくりと歩いていく。
そして途中で俺の家を通り過ぎた時、結子が口を開いた。
「新しいお家、どう?」
中学に上がる直前で増田の本家を出た。
母さんとじいさんの口論が激化していき、父さんが提案したらじいさんは意外にもすんなりと頷いた。
父さんが増田に戻ったからそれで満足なのだとは思う。
「家族4人での生活になったから楽。
お手伝いさんもいないから家事はみんなで分担してるけどな!」
「そうなんだ。
増田君って、将来は増田の会社に入るんだよね?」
「増田の俺に永家で学んでることを教えるのに気が引けてきたか?
翔子が何でも教えてくるからな。」
そう言って思わず笑った。
翔子は敢えて俺に永家の様々なことを教えている。
あいつはやっぱり俺とよく似ていた。
あいつは自分の“家”をぶっ潰したがっている。
増田である俺に永家の全てをさらけ出し、俺に永家をぶっ潰そうと思えばぶっ潰せるくらいの力をつけようとしている。
それくらいにこの結子のことを自由にしたいらしい。
翔子にも結子にも“力”がある。
だから“家”がなくなった後も強く生きていける。
翔子はそう考えている。
ドレスと歩きにくい靴を家の中でも着させられている結子を自由にする為。
そして俺と和からも力を吸収し、自らも永家の“家”の上にいき“家”をいつでもぶっ潰せるようにするつもりでいる。
結子がたまに制止するのも振り切り、翔子は俺と和に永家の全てをさらけ出している。
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