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俺の言葉に和雄はめちゃくちゃ驚いた顔をして、勢いよく立ち上がった。
「早く言えよ!!!」
「アポも取ってないのに入れると思ってるのウケるよね。」
「笑えねーよ!!
結子も困ってるんだろ!?
あいつが就業中にスマホを触るなんてよっぽどだぞ!?」
「だから結子が対応してるんじゃないだろうね、とりあえず今は。」
最初は結子の方に話し掛けただろうけど、結子だって通さなかったはずで。
「うちの会社はアポなしだったら絶対に受付を通れない。」
「でも増田財閥の会長でお前のじいさんだぞ!?
通れなかったらそれは大騒ぎするだろ!!」
「うん、大騒ぎするだろうね。
俺が増田財閥を継がないことを色んな会社の社長から言われまくっているらしいから。
それで家にも何度も来てる。」
「そういうことは早く言えよ!!
まだじいさんが騒いでないかと思っただろ!!」
和雄がそう怒っていて、真っ直ぐな正義を俺に一直線に向けてくる。
「結子ももう1人の受付の子も困ってるだろ、行くぞ!!!」
「行かないよ、それが受付の仕事なのに何で副社長様と副社長秘書の俺が出ていくの?」
そう答えて俺は仕事を続けていく。
「和雄、うちの会社の受付は優秀だよ。
結子だけじゃない、もう1人の受付の子も優秀だよ。」
「・・・色んな意味でな!?」
「うん、だから結子が困ってたとしてももう1人のあの子は絶対に対応出来る。
和雄はめちゃくちゃ言い寄られて大変だったと思うけど、あの子はあの子でめちゃくちゃ優秀だから。」
「でも・・・あの人は結子のことを何故か嫌ってるみたいだし。」
「うん、結子みたいなタイプは嫌いだろうね。
結子は完璧な女の子だから。」
俺がそう言った時にまたメッセージが届いた。
「もう1人の受付の子が追い返したって、増田財閥の会長を。
“権力を振りかざしたら誰でも言いなりになると思ってるの!?それは大間違い!!”って言ったらしいよ?」
「マジか、すげーな・・・。
分かってたけど、すげーな・・・。」
「うん、優秀な女の子だよ、本当に。」
「早く言えよ!!!」
「アポも取ってないのに入れると思ってるのウケるよね。」
「笑えねーよ!!
結子も困ってるんだろ!?
あいつが就業中にスマホを触るなんてよっぽどだぞ!?」
「だから結子が対応してるんじゃないだろうね、とりあえず今は。」
最初は結子の方に話し掛けただろうけど、結子だって通さなかったはずで。
「うちの会社はアポなしだったら絶対に受付を通れない。」
「でも増田財閥の会長でお前のじいさんだぞ!?
通れなかったらそれは大騒ぎするだろ!!」
「うん、大騒ぎするだろうね。
俺が増田財閥を継がないことを色んな会社の社長から言われまくっているらしいから。
それで家にも何度も来てる。」
「そういうことは早く言えよ!!
まだじいさんが騒いでないかと思っただろ!!」
和雄がそう怒っていて、真っ直ぐな正義を俺に一直線に向けてくる。
「結子ももう1人の受付の子も困ってるだろ、行くぞ!!!」
「行かないよ、それが受付の仕事なのに何で副社長様と副社長秘書の俺が出ていくの?」
そう答えて俺は仕事を続けていく。
「和雄、うちの会社の受付は優秀だよ。
結子だけじゃない、もう1人の受付の子も優秀だよ。」
「・・・色んな意味でな!?」
「うん、だから結子が困ってたとしてももう1人のあの子は絶対に対応出来る。
和雄はめちゃくちゃ言い寄られて大変だったと思うけど、あの子はあの子でめちゃくちゃ優秀だから。」
「でも・・・あの人は結子のことを何故か嫌ってるみたいだし。」
「うん、結子みたいなタイプは嫌いだろうね。
結子は完璧な女の子だから。」
俺がそう言った時にまたメッセージが届いた。
「もう1人の受付の子が追い返したって、増田財閥の会長を。
“権力を振りかざしたら誰でも言いなりになると思ってるの!?それは大間違い!!”って言ったらしいよ?」
「マジか、すげーな・・・。
分かってたけど、すげーな・・・。」
「うん、優秀な女の子だよ、本当に。」
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