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友達もいないまま、私は高校生活を過ごしていた。
毎日のように会っていた仁と会うことはなくなって・・・。
一人暮らしをしている“はじめさん”の部屋の掃除も断られ・・・。
私個人の四宮兄弟との関係は終わった。
そう思いながら、5月15日・・・。
高校に入学して初めての誕生日は日曜日だった。
この日も、自分の部屋のベッドに寝転がり、携帯ゲーム機のゲームの中にいた。
その時、部屋の扉が勢い良く開き・・・
「二葉!!誕生日おめでとう!!」
と・・・仁が。
「・・・ビックリした。どうしたの?」
「二葉の誕生日だろ!!」
「そうだけど。」
ベッドから起き上がり、仁を見る。
1ヶ月半ぶりだけど、もっと会っていなかったように感じる。
お父さんと久しぶりに会っても何とも思わないのに・・・仁と久しぶりに会ったら、なんだか泣きそうになった。
そんな私を見ながら、仁が優しい顔で笑った。
「これ、新しいゲーム!!
お父さんと俺からのプレゼント!!」
そう言われ、可愛く包装されているゲームのソフトらしき物を渡してくれた。
去年までは、仁と“はじめさん”にゲームセンターに連れて行ってもらっていた。
“はじめさん”からはクマのキャラクターの物をクレーンゲームで取ってもらって、仁からはやりたいゲームを沢山やらせてもらっていた。
仁から初めて物をプレゼントされ、それもゲームソフトで。
ウキウキして包装紙を開けた・・・。
毎日のように会っていた仁と会うことはなくなって・・・。
一人暮らしをしている“はじめさん”の部屋の掃除も断られ・・・。
私個人の四宮兄弟との関係は終わった。
そう思いながら、5月15日・・・。
高校に入学して初めての誕生日は日曜日だった。
この日も、自分の部屋のベッドに寝転がり、携帯ゲーム機のゲームの中にいた。
その時、部屋の扉が勢い良く開き・・・
「二葉!!誕生日おめでとう!!」
と・・・仁が。
「・・・ビックリした。どうしたの?」
「二葉の誕生日だろ!!」
「そうだけど。」
ベッドから起き上がり、仁を見る。
1ヶ月半ぶりだけど、もっと会っていなかったように感じる。
お父さんと久しぶりに会っても何とも思わないのに・・・仁と久しぶりに会ったら、なんだか泣きそうになった。
そんな私を見ながら、仁が優しい顔で笑った。
「これ、新しいゲーム!!
お父さんと俺からのプレゼント!!」
そう言われ、可愛く包装されているゲームのソフトらしき物を渡してくれた。
去年までは、仁と“はじめさん”にゲームセンターに連れて行ってもらっていた。
“はじめさん”からはクマのキャラクターの物をクレーンゲームで取ってもらって、仁からはやりたいゲームを沢山やらせてもらっていた。
仁から初めて物をプレゼントされ、それもゲームソフトで。
ウキウキして包装紙を開けた・・・。
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