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インターフォンのカメラ、そこに映った人を見て笑う・・・。
“仁が、現れた”。
いつもみたいに面と向かわず、インターフォンの画像の中に映る仁。
その仁を見て、笑った・・・。
「はい、どうしたんですか?」
『・・・二葉、今日誕生日だから。』
「そうですね。」
『・・・誰かいるか?』
「いませんけど。」
『少し、いいか?』
「ダメですね。」
答えると、画像の中の仁が固まっている。
バグっているのかと思うくらい、固まっている。
『・・・プレゼント、渡したいから。』
「恋愛シミュレーションのゲーム、クリア出来ないのでいりません。」
『今年は、違う・・・。
違うから・・・少し、会いたい。』
「プレゼントとかもらえないので。
もう、私・・・プレゼントとかいりません。」
画像の中の仁が、また固まる。
『分かった・・・。
プレゼントは、渡さねーから。
少し、会って話したい。
ここだと声しか聞こえねーし・・・顔、見たい。』
「ダメですね。もう、切ります。」
『・・・っ待て待て!!!
待てって・・・待てよ・・・。』
“仁が、現れた”。
いつもみたいに面と向かわず、インターフォンの画像の中に映る仁。
その仁を見て、笑った・・・。
「はい、どうしたんですか?」
『・・・二葉、今日誕生日だから。』
「そうですね。」
『・・・誰かいるか?』
「いませんけど。」
『少し、いいか?』
「ダメですね。」
答えると、画像の中の仁が固まっている。
バグっているのかと思うくらい、固まっている。
『・・・プレゼント、渡したいから。』
「恋愛シミュレーションのゲーム、クリア出来ないのでいりません。」
『今年は、違う・・・。
違うから・・・少し、会いたい。』
「プレゼントとかもらえないので。
もう、私・・・プレゼントとかいりません。」
画像の中の仁が、また固まる。
『分かった・・・。
プレゼントは、渡さねーから。
少し、会って話したい。
ここだと声しか聞こえねーし・・・顔、見たい。』
「ダメですね。もう、切ります。」
『・・・っ待て待て!!!
待てって・・・待てよ・・・。』
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