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「あいつ、何者だよ!?」
仁が車を運転し大笑いしながら聞いてくるのを、助手席で化粧直しをしながら笑った。
さっき結構泣いてしまったし、時間もギリギリになりそうなので車で送ってもらうことにした。
「葛西、凄い良いよね?」
「二葉の中学に行った時、たまに見掛けてたんだよ。
二葉に何か言ってるのも見えたけど、遠かったし言葉までは聞こえなくて。
でも、顔は優しい顔してたから良い奴なんだとは思ってた。」
「顔は優しくなかったけどね。」
「二葉も楽しそうな顔してた。」
「それは嘘。葛西見るとリアルで生きるのがもっと怖くなってたし。」
「俺は二葉の顔、産まれた日から見てるんだぞ?
お前の表情、俺が見間違えるなんて・・・」
仁が言葉を切ってから、小さく笑った。
「俺のこと、付き合ってると思ってるくらい好きだっていうのは・・・分からなかった。」
「あ、それ私も分かってなかったから!」
「・・・そうだよな!?
嫌われてねーのは分かったし、まあ好きでいてくれてる感じはあったけど!!」
大きな声で大笑いして、仁が何度も頷いている。
「一人暮らし始めてからの方が俺のこと好きっぽかったから、謎だった!!」
「凄いね!そうだよ!!」
「・・・そうだよな!?
なんだよ、本当にもっと早く結婚すればよかった!!!」
二葉side........
仁が車を運転し大笑いしながら聞いてくるのを、助手席で化粧直しをしながら笑った。
さっき結構泣いてしまったし、時間もギリギリになりそうなので車で送ってもらうことにした。
「葛西、凄い良いよね?」
「二葉の中学に行った時、たまに見掛けてたんだよ。
二葉に何か言ってるのも見えたけど、遠かったし言葉までは聞こえなくて。
でも、顔は優しい顔してたから良い奴なんだとは思ってた。」
「顔は優しくなかったけどね。」
「二葉も楽しそうな顔してた。」
「それは嘘。葛西見るとリアルで生きるのがもっと怖くなってたし。」
「俺は二葉の顔、産まれた日から見てるんだぞ?
お前の表情、俺が見間違えるなんて・・・」
仁が言葉を切ってから、小さく笑った。
「俺のこと、付き合ってると思ってるくらい好きだっていうのは・・・分からなかった。」
「あ、それ私も分かってなかったから!」
「・・・そうだよな!?
嫌われてねーのは分かったし、まあ好きでいてくれてる感じはあったけど!!」
大きな声で大笑いして、仁が何度も頷いている。
「一人暮らし始めてからの方が俺のこと好きっぽかったから、謎だった!!」
「凄いね!そうだよ!!」
「・・・そうだよな!?
なんだよ、本当にもっと早く結婚すればよかった!!!」
二葉side........
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