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りーちゃんの部屋の前、扉をノックしようとして・・・その手を下に下ろした。
桃子さんではないけれど、どんな顔をしてりーちゃんの前に立てばいいのか分からなくなったから。
りーちゃんが僕にどんな想いで“お兄ちゃん”と呼んでいたのか分かったから。
痛すぎるくらいに、分かったから。
りーちゃんのお母さんを追いかけている時にガンガン聞いてしまっていた。
りーちゃんだけのお母さんではないから。
鮫島君のお母さんでもあるから。
だから、僕はガンガン聞いてしまっていた。
“村人”からの情報は冒険をするうえでとても重要なのだと、改めて実感する。
“本当のお兄ちゃん”になりたくないと思っていたけれど、桃子さんからの話を聞いて“本当のお兄ちゃん”になれれば良かったと思う・・・。
でも、そうならなくて良かったとも思う・・ ・。
大きな背中を持つ鮫島君のことを思い浮かべながら、カメラをりーちゃんの部屋の前に置いた。
それから、りーちゃんの家を出てから鮫島君に電話を掛ける。
今日の結果を報告する為に。
こんなことになってしまい、りーちゃんが鮫島君に電話を掛けることはないと思ったから。
それに、話したいこともあったから。
僕から電話を掛ける。
初めて、僕から鮫島君に電話を掛ける。
『・・・はい。』
鮫島君の静かな声がスマホの中から聞こえてきた・・・。
豊side........
桃子さんではないけれど、どんな顔をしてりーちゃんの前に立てばいいのか分からなくなったから。
りーちゃんが僕にどんな想いで“お兄ちゃん”と呼んでいたのか分かったから。
痛すぎるくらいに、分かったから。
りーちゃんのお母さんを追いかけている時にガンガン聞いてしまっていた。
りーちゃんだけのお母さんではないから。
鮫島君のお母さんでもあるから。
だから、僕はガンガン聞いてしまっていた。
“村人”からの情報は冒険をするうえでとても重要なのだと、改めて実感する。
“本当のお兄ちゃん”になりたくないと思っていたけれど、桃子さんからの話を聞いて“本当のお兄ちゃん”になれれば良かったと思う・・・。
でも、そうならなくて良かったとも思う・・ ・。
大きな背中を持つ鮫島君のことを思い浮かべながら、カメラをりーちゃんの部屋の前に置いた。
それから、りーちゃんの家を出てから鮫島君に電話を掛ける。
今日の結果を報告する為に。
こんなことになってしまい、りーちゃんが鮫島君に電話を掛けることはないと思ったから。
それに、話したいこともあったから。
僕から電話を掛ける。
初めて、僕から鮫島君に電話を掛ける。
『・・・はい。』
鮫島君の静かな声がスマホの中から聞こえてきた・・・。
豊side........
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