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「相変わらず極上に良い女ですね、黒住さん。」
月曜日の人事部のミーティング。
社内組織の構築・再編、人材育成担当の集中プロジェクト担当者のみが参加するミーティング。
私が席に座るとすぐに、プロジェクトリーダーの天野さんが言ってきた。
「それはありがとうございます。
でも、奥様に悪いので心の中で呟いてくださいね。」
「俺の奥さんも黒住さんを見た時に言ってたので、何の問題もないっすよ。」
天野さんの言葉に、プロジェクトチームの3人も笑っていた。
その中の1人、悪ガキも・・・。
「黒住さんも集中プロジェクトチームに加われたので、色々と意見言ってくださいね。
社内のことは黒住さんの方がより分かっているでしょうし。」
天野さんからそう言われ、私は返事をした。
先週の月曜日は挨拶と、この集中プロジェクトの説明をされて終わったミーティング。
今回から私も加わり本格的に動き出すことになる。
気を引き締めながら天野さんを見詰めると、天野さんは破壊力抜群に男らしい顔をしながら私のことを面白そうに笑い見てくる。
「黒住さん、どうぞ。」
チームの若い女の子、日下部さんが私に資料を渡してくれた。
お礼を言って資料に目を落とすと・・・
そこに書いてあった1つの項目を見て目を見開いた。
そこに書いてあったのは・・・
書いてあったのは・・・
「あの2人、結婚してどうなった?
日下部。」
天野さんが日下部さんに聞くと、日下部さんは口を開いた。
「須崎社長と板東社長の派閥、動揺していますね。」
「だろうな、犬猿の仲の代表であるあの2人が結婚すれば動揺するだろ。
それぞれの社長の第二秘書だしな。」
そんな言葉に、私は驚くしかない・・・。
月曜日の人事部のミーティング。
社内組織の構築・再編、人材育成担当の集中プロジェクト担当者のみが参加するミーティング。
私が席に座るとすぐに、プロジェクトリーダーの天野さんが言ってきた。
「それはありがとうございます。
でも、奥様に悪いので心の中で呟いてくださいね。」
「俺の奥さんも黒住さんを見た時に言ってたので、何の問題もないっすよ。」
天野さんの言葉に、プロジェクトチームの3人も笑っていた。
その中の1人、悪ガキも・・・。
「黒住さんも集中プロジェクトチームに加われたので、色々と意見言ってくださいね。
社内のことは黒住さんの方がより分かっているでしょうし。」
天野さんからそう言われ、私は返事をした。
先週の月曜日は挨拶と、この集中プロジェクトの説明をされて終わったミーティング。
今回から私も加わり本格的に動き出すことになる。
気を引き締めながら天野さんを見詰めると、天野さんは破壊力抜群に男らしい顔をしながら私のことを面白そうに笑い見てくる。
「黒住さん、どうぞ。」
チームの若い女の子、日下部さんが私に資料を渡してくれた。
お礼を言って資料に目を落とすと・・・
そこに書いてあった1つの項目を見て目を見開いた。
そこに書いてあったのは・・・
書いてあったのは・・・
「あの2人、結婚してどうなった?
日下部。」
天野さんが日下部さんに聞くと、日下部さんは口を開いた。
「須崎社長と板東社長の派閥、動揺していますね。」
「だろうな、犬猿の仲の代表であるあの2人が結婚すれば動揺するだろ。
それぞれの社長の第二秘書だしな。」
そんな言葉に、私は驚くしかない・・・。
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