その恋、チロが全力で応援します。

Bu-cha

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それには、私も”普通"に笑っているように見える顔で口を開いた。



「行かないよ。
コンビニでホットコーヒーでも飲んでから帰れば?」



「じゃあ買いに行くか、チロ何飲む?
金もスマホも持ってないなら奢ってやるよ。」



「私は飲まないよ。」



なかなかコートを受け取ってくれない守の肩に無理矢理コートを掛けた。



「お客様を家に残してるから私はもう帰るね。
今日はもう電話もやめて欲しい。」



そう言って家へと歩き出そうとしたら・・・



「・・・・・っ」



腕を力強く掴まれ、守の胸に強引に引っ張り込まれた。



そして・・・



「もうヤッたか。」



守の胸に衝突したと同時にそう言われ、それには意味が分からず守のことを見上げた。



そしたら、見えた。



守のめちゃくちゃ怒っている顔が。



”青兄に口説かれて何嬉しそうな顔してんだよ?
俺にも見せたことがないくらいの笑顔でムカつくんだけど。"



星野社長に口説かれた私に初めて怒った顔を見せた時とも比べ物にならないくらいの怒った顔をしている守の顔が・・・



「12月24日までは俺のことが好きで俺と普通にヤりまくってたのに、クリスマスの日に突然消えてからもう新しい男と出会ってもうヤッたか。
新しい男に乗り換えたらチロでもこんな感じになるのな。
こんな感じに・・・、こんな、他人より他人みたいな感じに、なるなよ・・・。」



最後は消えてしまいそうなくらい小さな小さな声でそう言って・・・



「俺の恋を全力で応援してくれる話は何処に行ったんだよ・・・。
俺の恋を全力で応援してくれるチロは何処に行ったんだよ・・・。
勝手に他の男の女になってんじゃねーよ・・・。」



怒った顔ではなく苦しそうに顔を歪ませた守は、私の腕を離すことなく私の首筋に顔を少しだけ埋めた。
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