環境委員会の特異なコト

華神創太

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序章

初回活動 通信

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 ――人間な小さな生き物だ。

 己が生きる世界こそが真実であり、それ以外は全てフィクション同様。
 しかし、実際にはフィクションは存在しない。
 そう、セカイは全て繋がっている。
 つまり、でありである。
 ただ、それを自分が認識していないだけだ。故に、自分の常識しか知らない者からすれば、我々の活動は――特異なコトであるだろう。
 

 ん? 「いきなり何の話をしているんだ」って顔をしているね。まあ無理もない。

 気づいたら突然、真っ白な空間で、右も左も上も下も、自分の名前すら分からないと、呆然と話を聞いてしまうだろう。まあキミの口――というか顔、身体自体ないんだけどね。皮肉なコトに。
 まあそれは置いておくとしよう。

 さてと。キミをここに呼び出したのは、まあ紛れもなく私なのだが。
 なぜ呼び出したのか。その理由をお茶でも飲みながらちゃちゃっと50年くらいで話そう。

 ――もちろん冗談だ。

 というのも、私の力も弱くなってきて、あまり時間がなイんだ。

 それじゃあ、まず不老ふs――あぁそうだ、私の名前を名乗っていなかったね。
 これは失敬。
 本題に入る前に自己紹介しよう。もちろん手短に。

 
 えー、ゴホンッ。私の名は――――

 
 「●●●●●●●」
 

 ――――おっと、制限がかかってしまった。
 どうやらここまでのようだ。
 直に通信は遮断サレる、
 いきなり、こんなナニもなイところに迷い込ませてすすすまなかったね。
 
 じゃぁあaaぁ、きっト、近イuち、またAIましょウ。
 そしテ、おEeがい。
 どう、うか. *せ、世かイの、yuくす末ヲ・・・・・・



 
 見届けて欲しい――――。
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