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新歓①
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「この書類はあと蓮の印だけです。」
「光、、これ、確認、して。」
「累ですか。新歓の資料纏めたのですね。わかりました。わたしのデスクに置いておいてください。」
「ねぇー!新歓の予算計算出来たよー」
生徒会発足式から2週間が経った。
新歓の企画や、食事の手配など全て生徒が行う為、生徒会は授業に出ずにずっと仕事をしている。
新歓➖新入生歓迎会➖はこの校舎のことを知ってもらう為、「宝探しゲーム」を行う事にした。
予め、問題となる紙を設置した箱に入れ、何ヶ所かに置く。箱には色々な問題が入っていて、それを解いていくという感じだ。新歓といっても、参加するのは高校1年だけでなく、全校生徒が参加できるので、準備は怠らない。まぁ、高校3年は殆どが参加しないが。
答えとなる場所には僕達、生徒会役員がいて、一番最初に来た生徒にそれぞれお願いを聞く企画だ。
風紀委員会はイベントには参加せずに見回りを行う。防犯カメラもあるので大きな揉め事はあまり起きないが、このイベントをいい事にチワワを囲ってヤッている場合もあるので今まで以上にピリピリするのだ。
「では視聴覚室に行ってきます。緊急があれば連絡してください。」
僕はみんなに伝え、視聴覚室へ向かう。ここに生徒会顧問である南條 巳波がいる。そしてコイツは……
「失礼します。南條先生。」
一応、ノックしてから入る。
「よぉ、ヒカルちゃんが来てくれたのか~。ちょっとオレに付き合ってくれよ。」
ヘンタイだ。
そう言いながら僕のネクタイを緩め、カッターシャツのボタンを開けている。変に動揺しても南條先生の思うツボなので冷静に丁重に毎回お断りしているのだ。
「貴方は毎回毎回変なイタズラをするのがお好きなのですか?わたしはこのような事するつもりありませんから。」
「そうかよ。じゃあオレが勝手にヤらせて貰うぜ。」
「?えっ、ちょっっ、待って…!」
いつもと返答のセリフが違う??
あれっ?僕は何か変なことを言ったか??
「何だ?男の癖に可愛い下着じゃねぇか。」
まずい…!バレる…!ヤられる!
気づいたらこの学園に入ると決めた時からやっていた護身術を使って先生を倒していた。
「では、プリントはここに置いておきますので。失礼します!」
焦ったわたしはいつもの冷静な態度を取り崩し、先生の状態を確認せずに視聴覚室から出ていた。
「マジかよ。本当にヒカルちゃんだったとはな。」
視聴覚室で1人呟くこの男はまるで欲情したオオカミのような瞳をしていた。
「光、、これ、確認、して。」
「累ですか。新歓の資料纏めたのですね。わかりました。わたしのデスクに置いておいてください。」
「ねぇー!新歓の予算計算出来たよー」
生徒会発足式から2週間が経った。
新歓の企画や、食事の手配など全て生徒が行う為、生徒会は授業に出ずにずっと仕事をしている。
新歓➖新入生歓迎会➖はこの校舎のことを知ってもらう為、「宝探しゲーム」を行う事にした。
予め、問題となる紙を設置した箱に入れ、何ヶ所かに置く。箱には色々な問題が入っていて、それを解いていくという感じだ。新歓といっても、参加するのは高校1年だけでなく、全校生徒が参加できるので、準備は怠らない。まぁ、高校3年は殆どが参加しないが。
答えとなる場所には僕達、生徒会役員がいて、一番最初に来た生徒にそれぞれお願いを聞く企画だ。
風紀委員会はイベントには参加せずに見回りを行う。防犯カメラもあるので大きな揉め事はあまり起きないが、このイベントをいい事にチワワを囲ってヤッている場合もあるので今まで以上にピリピリするのだ。
「では視聴覚室に行ってきます。緊急があれば連絡してください。」
僕はみんなに伝え、視聴覚室へ向かう。ここに生徒会顧問である南條 巳波がいる。そしてコイツは……
「失礼します。南條先生。」
一応、ノックしてから入る。
「よぉ、ヒカルちゃんが来てくれたのか~。ちょっとオレに付き合ってくれよ。」
ヘンタイだ。
そう言いながら僕のネクタイを緩め、カッターシャツのボタンを開けている。変に動揺しても南條先生の思うツボなので冷静に丁重に毎回お断りしているのだ。
「貴方は毎回毎回変なイタズラをするのがお好きなのですか?わたしはこのような事するつもりありませんから。」
「そうかよ。じゃあオレが勝手にヤらせて貰うぜ。」
「?えっ、ちょっっ、待って…!」
いつもと返答のセリフが違う??
あれっ?僕は何か変なことを言ったか??
「何だ?男の癖に可愛い下着じゃねぇか。」
まずい…!バレる…!ヤられる!
気づいたらこの学園に入ると決めた時からやっていた護身術を使って先生を倒していた。
「では、プリントはここに置いておきますので。失礼します!」
焦ったわたしはいつもの冷静な態度を取り崩し、先生の状態を確認せずに視聴覚室から出ていた。
「マジかよ。本当にヒカルちゃんだったとはな。」
視聴覚室で1人呟くこの男はまるで欲情したオオカミのような瞳をしていた。
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